18話※(訂正) ページ18
烏丸の言った通り
すぐに帰宅の音と声が聞こえた。
大きな音ともに小南が
続くようにしてレイジさんが部屋に入ってくる。
「あー疲れた……って、何でコイツがいんのよ！！迅？！」
小南が私を指差して迅さんに迫る。
少しのけぞって息を呑む。
迅さんがフッと笑った。
私の手を離して、そのまま頭に手を置く。
安心しろ
そう言われているみたいだと思った。
「小南には言ってなかったっけ？A、今日ウチに泊まる事になったんだ」
「聞いてないわよ！！レイジさんは知ってたの？」
「ああ、知ってるよ。迅に頼まれておにぎりを作ったからな」
「おにぎり！？」
「落ち着け小南。おれが泊まるように言ったんだ」
「はあ！？あたしそんなこと認めてっ……！！」
「小南」
「っ……！」
「何でお前らがそんなにAを敵視するのか分かんないけど……城戸さんはAのボーダー辞退を認めてない。
Aだって立派な、ボーダー隊員だよ」
ぞわりと鳥肌が立つ。
思わず迅さんを見た。目が合う。
微笑まれた。
唾を飲み込む。
「あの……レイジさん」
「なんだ」
「ありがとう、ございました。美味しかったです」
頭を下げてお皿を差し出す。
声が震えた気がした。
手からお皿がなくなったのと同時に顔を上げる。
「……明日の朝も食うか？」
「……！いいん、ですか？」
ああ。
そう言って頷いたレイジさんに
“大丈夫だ”と言った迅さんの
その言葉が頭をよぎった。
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バターサンド - いつでも更新、待ってます！ (2022年8月27日 9時) (
レス) @page43 id: 2e7d8d77ae (このIDを非表示/違反報告)
バターサンド - 更新やめちゃうんですかね…… (2022年1月7日 10時) (レス) @page43 id: 6f8a91581c (このIDを非表示/違反報告)
ホタル - ただいま更新されているものまで読み終わりました！何故か僕も泣きたくなりました。とても良い作品です、頑張って下さい！ (2021年11月4日 22時) (レス) id: 675fe13a03 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - 読ませて頂きました。なんだか込み上げてくるものが...。更新頑張ってください！応援してます！！ (2021年1月23日 21時) (レス) id: ba5c7b2e62 (このIDを非表示/違反報告)
ダーク(プロフ) - MIELさん» ただいまです( ；∀；)！更新がんばります！ (2017年12月12日 18時) (レス) id: f48000c1c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ダーク | 作成日時：2015年12月12日 23時
