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枯葉は堕ちる… ページ8

ーー目を覚ますと、



目の前にママがいた。




ここは…天国かな…?





ママに聞こうと思ったが、声は届かない。



ママは私を見ていない。




いや、私が"見えていない"。




ママに抱きつこうと思っても、ママは触れられない。





「母さん!」




叫んでも、目の前にいるのに聞こえない。




あれ…?




ガクン、と視界が上になる。




真っ逆さまに堕ちていた。




そうか、私は地獄に堕ちているのだ…きっと。




気がつくと周りは炎で覆われている。




このままでは燃え尽きてしまう。




地獄とは…何なんだろう…



ゾクゾクする。足も震えている。




私は…怖い。





すると、声が聞こえた。


声の主はわからないけれど…



"貴女は、まだこちらへ来てはいけない…戻るのだ…"



そう聞こえた。


誰が言っているのだろう…



でも、あちらの世界に戻れるんだ…!!



よかった、けど…




私は近くに偶然落ちていた鋏で、髪の毛を一房切った。



バサッ…





髪の毛とは、神様の神である。



そして髪の毛とは、命の化身である。




ママがこの髪の毛を手にとって、
こっちに戻ってきたらいいな…



そんな可能性は少ないと思うけれど、




望みはある…





私は髪の毛を一房握り、神を拝むようにして祈り続けた…




.





.







ガラガラガラ…

ブワッと冷たい風が吹いてくる。




「えっ、それは開けすぎじゃない?さすがに寒いよ…もう10月も終わりになってきてるし…」

「じゃあこんくらいにしとくかァ…あ、そういや〜明後日ハロウィンだよな〜!」

「えっ、まさかお前 仮装すんのかよ?」

「アメリカではしてたけど…日本ではしてないなぁ…」

「俺はするわけねェじゃんか
よ…!」


「私、康一くんが仮装したら何でもあげちゃうわ!」

「や、やだなぁ、由花子さん…」

「こ、康一ィ!ヴヴ…」

「だから何でお前が泣くんだよ…」


「アハハ、億泰くんって面白い人ね!」


「あ、一応言っておくが、菓子などうちにはないからな。

そもそも家は誰かさんのせいで燃えたわけだしなァー!」


「うわっいつの間にいたんだよ?イカレ露伴…」


「ずっと前から居たさ。それにも気づかなかったなんて鈍感だな、クソったれ!」


「はぁ?この仗助くんがクソったれですとー?」


「ちょちょ、ここは病院だよ!他にも患者さんがいるから静かに…!」



……これは皆の声だ。

仗助、億泰、康一、伶奈、由花子、露伴も居る…?

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設定タグ:ジョジョ , ジョジョの奇妙な冒険 , 四部   
作品ジャンル:アニメ
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-ポン酢→(プロフ) - あんころもちさん» ありがとうございます!とっても励みになりますー!!これからもよろしくお願いします〜!! (2018年5月8日 18時) (レス) id: 21daf65d6d (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち - 続編おめでとうございます!これからも更新頑張ってください! (2018年5月7日 7時) (レス) id: beb861d356 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ポン酢 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年5月1日 22時

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