朋子さんと。 ページ47
「似合ってるわよ、紀乃ちゃん！」
朋子さんのクローゼット。
「私にはもう派手だしィ、着れないかな〜って思って処分に困ってたとこだったのよ〜 紀乃ちゃんに着てもらえると嬉しいわ！」
正面の鏡には花柄のワンピースを着た私が映っている。
『凄い素敵ですね〜朋子さんのお洋服、センスが良くて着こなせるかどうか不安だけれど…』
「ウフフ、センスが良いだなんて…紀乃ちゃんスタイル良いわね〜どんなのも似合ってるわよ！こんな服も似合うんじゃない？」
そうして有名ブランドのコートや、まだ新しい温かい冬服などをどっさり朋子さんからもらった。
『え、いいんですか！？こんなに貰っちゃって！？』
「良いわよ〜私、ずっと女のコが欲しかったんだけど、紀乃ちゃんが来てくれてから、娘ができたみたいで楽しいわ！」
爽やかに笑う朋子さん。
美人で、スタイルも抜群でとても綺麗だ。
「ねぇ、それで…仗助のさ、何処が好きなの？」
『えっ！？』
鏡の前で顏が真っ赤になる。
「ウフフ、なんであんなヤツのこと好きになったのかなーってちょっと思ってさ…」
『それは…』
ぎゅっと服の袖を握る。
『仗助は、いつも明るくて私のことも元気にしてくれる存在です。』
朋子さんが相槌をうちながら話を聞く。
『でも凄く真剣な時もあったり、友達や家族のために尽くす姿がとってもかっこいいな…って思って…』
話終わった時、私は恥ずかしいので顏を隠した。
「そっかぁ…」
にこっと朋子さんが笑う。
「仗助なんかに恋してくれるなんて…ウフフ、あいつもイイトコあるのね〜」
私は微笑ましい親子に憧れを感じた。
そんなこんなで朋子さんとお喋りをしていると、10時になってしまう。
「あら、もうこんな時間！？そろそろ寝る支度をしなきゃね。」
『そうですね…
朋子さんとのお話楽しかったです！私もお母さんができたような感じがします…！』
「ウフフ、なら嬉しいわ！お部屋にお布団もひいてあるから、今日はもう寝ちゃいなさい…
じゃあ、また明日…！」
『ありがとうございました…
おやすみです、朋子さん。』
朋子さんに貰った服を抱いて、廊下へと出る。
廊下を通り、仗助の部屋のドアをガチャリと開けると、中は真っ暗だった。
私は電気のスイッチを求めて、部屋のあちこちを探す。
するとーーー
ドスン…
目の前には仗助がいた。
仗助にベッドに押し倒された…
『ギャァァァァ！！！！！』
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-ポン酢→(プロフ) - あんころもちさん» ありがとうございます！とっても励みになりますー！！これからもよろしくお願いします〜！！ (2018年5月8日 18時) (
レス) id: 21daf65d6d (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち - 続編おめでとうございます！これからも更新頑張ってください！ (2018年5月7日 7時) (レス) id: beb861d356 (このIDを非表示/違反報告)
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