だから僕は、雨ごいを。【Ryusei.F】 (ページ36)

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「じゃ、次の授業頑張ってねー檜山くん！」

檜山「、、今日の竜生のテンション気持ち悪いな」

「そりゃそうでしょー！実は今日Aちゃんがお弁当作ってきてくれてるんすよねー、ぐふ」

檜山「…早く行ったら？」

「もちろん！！バイバーイ！！」

そんなドン引き、みたいな顔で俺のこと見ないでよね！

Aちゃんとの待ち合わせ場所は、あの秘密基地。

まだ一回しか行ったことがないけど、あの複雑な通路はっきり覚えてる

こっちの次は、あっちの曲がり角だ

『！竜生くん』

「、、しずく、なに？」

『なにって、…竜生くんこそなんで最近こっち来るの？』

「そんなのしずくに関係無いでしょ、急いでるからどいて」

『…冷たいよ、竜生くん』

「だったら何？しずくこそどういうつもりで俺に話しかけてきてんの？」

それも最近急に、だ。

悪いけど、今の俺にはしずくへの信用のかけらなんて、少しも無いから。

『…笠原、さん？』

「、うるさいな。早く次の授業行けば？」

『竜生くんってば、！』

「着いてくんなって！！…もうしずくのこと何とも思ってないから、俺。」

“ほんといい加減にして“

自分でもびっくりするぐらい、しずくに対して低い声が出た。

こんな風に誰かを突き放したことなんて無いけど、きっとこうでもしなきゃキリがない。

あー、…早くAちゃんに会いたい、

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