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７drops ページ8
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｢っ、檜山くん！！！あれ！！！あの子！！！！｣
檜山 ｢え？どれ｣
｢あのほら！！なんか水色の柄のワンピース、！｣
檜山 ｢え、……笠原？｣
2人して出口に引っ付いてなにやってんだろう。
入ってくる人達には変な顔で見られたけど、やっぱり昨日のは幻じゃなかったんだ…ってちょっとだけ嬉しい。
｢え？！檜山くん知り合い？！紹介してよ｣
檜山 ｢いや知り合いっていうか、｣
｢ねえお願い！！ほんとにお願い！！｣
檜山 ｢あのなあ、ただ高校で学年同じだっただけ。あっちは俺のこと多分知らないし。｣
｢もー。なんだあ、｣
くっそー、檜山くんが知り合いなら話しかけに行きやすかったのになー。
でもなんで？笠原さんが檜山くんのこと知らないかもなのに、なんで檜山くんは笠原さんのこと知ってるの？
｢あの子有名だったの？檜山くんのいた高校ってクラス多いよね？｣
檜山 ｢あー…まあそんなとこ。｣
｢へー。｣
やっぱり美人だからかなあ、
それとも頭良かったのかなあ。
まだ名前と学部しか知らないあの子のことを、始まったおじいちゃん先生の講義なんて聞かずに
頬杖をつきながら、ずっと考えていた。
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作者名：スイ. | 作成日時：2021年10月1日 20時
