3 ページ3
『ただいまー...』
気づいたら昼休みで、お弁当を完食できず。
気づいたら家に帰ってきていた。
残ってしまったお弁当はお兄ちゃんが帰ってくるまでに廃棄する。
なのに。
「おかえり。A」
いる。
『お兄ちゃん...』
確かに早く帰れるとは言ってたけど、まだ外明るいよ？
さすがに早過ぎない？
『早かったね』
「早く帰れるって言ったじゃん笑」
『こんな明るい時間だとは思わないじゃん笑』
「俺が超美味しいご飯作ってやるから学生は勉強してろ」
『うわ、うざ笑』
お兄ちゃんは既にキッチンに立っていて隠して捨てることはほぼ不可能。
正直に言うしかないけど心配はさせたくない。
考えて考えて考えているうちに。
「A？どうした？難しい顔して」
どうやら立ったまま考え込んでいたらしい。
『あ、いや、、、、お弁当、、！...先出しとくね、！！』
「あー、うん。なに？そんなことで考え込んでたの？」
『いや、今日昼休みに先生に呼ばれちゃって、、長いこと話してたから食べる時間なかったんだよねー、』
『だから、まだ残ってて...どうしようかなって』
「それなら俺が片付けとくよ。ほい、出して？」
『あっ、うん。ありがとう』
「じゃあ、めっちゃお腹すいてんじゃない？」
『そ、そうだね、』
そう言って逃げるように自分の部屋に駆け込んだ。
心做しか胃のあたりが痛い。
気づいたら寝ていて
「ご飯できたよー！」
リビングから叫ぶお兄ちゃんの声で目が覚めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 139人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あおりんご(プロフ) - しぃさん» うわぁ、ほんとだ(> <)ご指摘ありがとうございます🙏 (4月24日 7時) (
レス) id: 4efb5ee6c6 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ - 関連タグの3つ目、ちょっと間違えてますよ〜💦 柾じゃなくて拓になっちゃってます…それもう別の人です(> <;) (4月23日 23時) (レス) id: c5e9355c9b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あおりんご | 作成日時：2024年4月21日 23時
