弱くても

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桃side


『...ちゃん、のんちゃん、！』


どこからか聞こえてきた愛しい声で目が覚めた。


「え、俺寝てた？」


『寝てたね、笑 おはよう』


どうやら、Aちゃんの寝顔を見てたらそのまま寝てたみたいだった。


「どう？体調は」


『めっちゃマシ笑 ちょっとだけ怠さ残ってるけど全然動ける』


「別に動かんでええけど笑 まあ、よかった！楽になって」


『ありがとう、のんちゃん』


気づけば雨は止んでいた。


おでこを触っても熱は伝わってこないし顔色も全然良くなっている。


無理してるんじゃなさそう。


「あ、スープどうする？」


『！！！のむ』


「やった！リビングまで行けそう？」


そう聞けば上目遣いで手を広げてくる笑


めっちゃずるない？笑


「はいはい、笑 特別やで？笑」


『やった〜！』




「はい、のんちゃん特製、元気になるスープ！！」


『ふふ、そのままやん』


「その辺はどうでもいいの！はよ食べて！」


『...！！めっちゃおいしい、！』


「ほんまに！」


『え、めっちゃ元気なった！！』


「ほら！名前の通りやん！！」


『ほんま、ありがとうね？』


「このくらいやったらいつでも何ともない！！」


体調悪くしてまう雨のことは嫌いやけど二人の時間が増えることには感謝しとく！！




fin.

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