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Aside
『...んっ、』
目が覚めると窓の外はすっかり明るくなっていた。
横の淳太くんはもう居なくて、代わりにリビングの方から音が聞こえた。
『ぁ、、おはよ』
「お、起きた。おはよう」
朝から眩しい程の笑顔で挨拶してくれるエプロン姿の淳太くんに好きが溢れて思わず抱きついた。
「わっ、、今包丁持ってるから危ないで？」
『ん〜、すき。』
鍋からは優しい味噌汁の匂いがする。
「ふはっ、どうしたん、朝から」
タイミング良くご飯が炊けた音がなった。
「あ、ご飯炊けた。食べる？ホカホカご飯」
『ん。』
「じゃあ座って待ってて」
彼氏にもお母さんにも、旦那にも見える姿をじーっと目で追っているとあっという間にキラキラした朝ごはんが揃っていた。
『いただきます、』
「召し上がれ」
『んま、、』
どれも病み上がりの体に染み込んで心からとても温かくなる。
「体調は？大丈夫？」
『うん、何とか。ありがとう』
「無理は禁物やし、今日はお家でゆっくりしよか？」
『うん、、、』
気を遣わせてしまっている罪悪感が止まらない。
「どうした？やっぱりまだしんどい？」
『ううん、、ごめんね』
「なにが」
『私が弱くて、いつも起こしちゃって、何回も同じこと、、余計な仕事増やしてごめんね、？』
「A？俺、今まで余計なことなんて思ったことないで？」
『え？』
「俺はただAに笑ってて欲しいだけやから。しんどい時間が少しでも減って欲しいから。Aがやらしてるんじゃなくて俺が好きでやってる事やからな？」
『ありがとう』
「ゆっくり、Aのペースでええんよ。俺はAの傍におれたらなんでもいいから。」
『淳太くん、大好き。』
「俺も大好き。」
私たちを纏めるようにご飯の湯気が天井へ広がっていった。
fin.
続く
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あおりんご(プロフ) - ゆぴさん» ゆぴさん！！いつもコメントありがとうございます♡ご期待に応えられるよう頑張ります！"٩(ｰ̀ꇴｰ́) (7月25日 8時) (
レス) id: 567e367e2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆぴ(プロフ) - 新作!!こちらも楽しみにしてます♡!! (7月24日 22時) (レス) @page1 id: a2dc47a3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおりんご | 作成日時：2023年7月24日 0時
