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第3章 episode1 ページ1

藍「……A……」



とある一室に彼はいた。最愛の人が大量の管に繋がれた中で立ちすくみ顔を見つめていた。


彼が声をかけても彼女は目を覚まさない。本当に生きているのか疑問に思うほど静かに眠り、目を閉じていた。


ただ…嫌でも聞こえる機械音が彼女がまだ生きていることを伝えていた。





何故、このような事が起きたのか…。


時は、4月まで遡る




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橘「えー、今日からフェローとしてここで働く3人だ。誰が誰に付くかは、スタッフリーダーの白石に一任しているから頼んだぞ〜」


白「はい!救命スタッフリーダーの白石です。3人は、1人ずつ指導医を付けます。あ、でも何かあったら他の先生に質問してもいいので!今日からよろしくお願いします」


白石が頭を下げるとフェローの3人は、それぞれ軽く頭を下げた。



フェローは男一人、女二人の計3人。


真面目そうな雰囲気を出しているのが一ノ瀬。


緊張でテンパっているのが日向。


唯一の男性フェローである高塚は、何処と無く人を見下しているような雰囲気があった。



白「えっと…一ノ瀬先生は私。日向先生は緋山先生。高塚先生は桜坂先生。藤川先生は、その都度指導してあげる形でお願いね!」


「じゃあ、早速今日の業務を…」と白石が言いかけた時高塚が口を挟んだ。


高「あの…何で俺の指導医この人なんですか?チビだし、とても腕が良さそうには思わないんですけど…」


『なっ……』


白「桜坂先生は心臓外科も経験していて、救命医としても経験が豊富よ?

それに、身長は腕が良いか悪いかには関係ないよ」


高「…そうですか…」


高塚は、納得していない様子だった。


早速空気が悪くなったその場を藤川が明るくしようとしていたが、桜坂はそれを無視してカンファレンス室から出ていった。

高塚も渋々ついて行った。



白「…大丈夫かな…」

episode2→



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佑妃奈(プロフ) - 咲空さん» いえいえ、名前の漢字は変換で出てこないので自分でも間違えるので大丈夫です🙆‍♀️ (2022年3月14日 22時) (レス) id: f264ee5bd6 (このIDを非表示/違反報告)
咲空(プロフ) - 佑妃奈さん» お名前の字間違ってましたね。ごめんなさい…!🙇🏻‍♀️💦 (2022年3月1日 19時) (レス) id: ce397de9af (このIDを非表示/違反報告)
咲空(プロフ) - 佑妃奈さん» 佑紀奈さん、リクエストありがとうございます!藍沢先生が巻き込まれる系は自分では初めて書きますね…。いいお話が書けるように頑張ります!!️💪 (2022年3月1日 17時) (レス) id: ce397de9af (このIDを非表示/違反報告)
佑妃奈(プロフ) - いつも読ませていただいています。リクエスト失礼します。藍沢先生が爆発事故の二次災害に巻き込まれて、海ほたるの時の影響が出てしまったり意識不明の重症をおってしまったりする話がみたいです。これからも応援してます!! (2022年3月1日 15時) (レス) id: f264ee5bd6 (このIDを非表示/違反報告)
咲空(プロフ) - ななせさん» ななせさん、こんばんは🌙 リクエスト了解しました!怪我か心労どちらにするか迷いますね笑。リクエスト貰った順に書いているので待たせてしまうかもしれませんが、楽しみに待ってていただけると嬉しいです! (2022年2月28日 20時) (レス) id: ce397de9af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あおい | 作成日時:2022年1月31日 19時

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