episode5 ページ30
『はいっ！？否定しようと思ったのに、キスしてきたのは耕作でしょ！』
まさか…やきもち妬いてここで押し倒したの？この人は…！
私が怒ったことに拗ねたのか耕作はツーンとそっぽを向いていた。
藍「…どうせ、今まで付き合ってた男にも照れたりしてたんだろ？」
『………っ…』
信じてくれない耕作に悲しくなり、視界が涙で歪んだ。
藍「……所詮俺ともそいつらと同じ気持ちだろ」
耕作のその一言で必死に耐えていた涙が溢れた。
『っ……何でっ………何で信じてくれないの？…私…付き合うのは耕作が初めてだし…昔からずっとっ……耕作が他の子と付き合ってた時から好きだったんだよっ…？』
もうこの空気に耐えられなくて嗚咽で上手く話せなくなって、私は乱れた浴衣を雑に直してその場から離れた。
走って逃げるようにそこから離れたから耕作が私を引き止めようと手を伸ばしていた事には気づかなかった。
藍「……バカだな…俺…」
『っ……ぐずっ……』
家の鍵や財布が入った巾着袋を耕作に預けたままだったのを忘れてあの場から逃げたから、家に帰れず近所の公園に来ていた。
『やっと…昔からの想いが実ったと思ったのにな……っ…。』
きっと次会った時、別れを告げられるだろう。
耕作のことが好きな子はたくさんいるからまた他の子と付き合ってる耕作を見ないといけないのかな…。
そんなの……
「あれ〜？こんな時間に女が1人でいるじゃん！」
「しかも、なかなか可愛い女じゃねーか」
『っ…！』
俯いていたからかいつの間にか知らない人達が近づいてきていた。
「こんな時間に1人でいたら危ないぜ？」
「そうそう。ワルイ奴らに襲われるぜ？…俺たちみたいにな」
逃げようとした時にはもう遅くて1人の男の人に腕を掴まれた。
『は、離してくださいっ…』
「少しくらいいいだろ？おねーさん1人みたいだし俺たちとイイコトしようよ」
身の危険を感じ、頭の中で警報が鳴る。
『や、やだっ……。っ……いっっ…！』
ジリジリと迫られて何とか腕を払い逃げようとしたが、草履の靴紐が千切れ転んでしまう。
「な？もう観念しろよ」
「少し相手してくれるだけでいいんだからさ」
再び手を伸ばされ、もうダメだと目を閉じた時私の頭の上をひゅんと何かが通った。
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かめる。。(プロフ) - 2が希望です！ いつも楽しく読ませて頂いてます(●︎´▽︎`●︎) (2022年8月26日 7時) (
レス) id: 364bf3c068 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 2を希望します！楽しみにしていますので、頑張って下さい^^ (2022年8月26日 0時) (レス) @page42 id: 800ab7574d (このIDを非表示/違反報告)
えりな(プロフ) - 2を希望します！ アンケートがどんな結果になろうと楽しみにしています！頑張ってください！ (2022年8月24日 17時) (レス) @page42 id: 97d1b5bb4a (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - 2が良いです。楽しみにしてます！ (2022年8月23日 21時) (レス) @page42 id: f09c1d99ca (このIDを非表示/違反報告)
カメリア(プロフ) - １が希望です!楽しみにしています！そして、私もお話が浮かんだらリクエストさせてほしいです (2022年8月23日 16時) (レス) @page42 id: 8ae0d83006 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作成日時：2022年3月14日 19時
