理想のお部屋 ページ10
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「Aちゃん！ここが今日から私たちのおうちです！」
あきさんは車を降りて、そう言った。
その後ろには大きな大きな豪邸がひとつ。
「……え？」
いや、これはさすがに間抜け面晒すしかありません。
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千葉のある街に存在する大きな大きな豪邸。
その表札にはしっかりと佐々木と書かれてある。
まあ、驚きしかない。
普段結構ちゃらんぽらん(酷い)で見た目ド派手な人なのに、家はこんな……大豪邸とか……えー……。
「あきさんって、何してる人なんですか……？」
「んー、一応普通の会社？の社長だよ！」
「おっとっと？え？それ本当に言ってます？え？」
「ほんとほんと。
あたしね、服を作りたくて家出たのよ。」
「……え？」
「ま、それも今度話すよ。
さて、とりあえず入ろうか！」
あ、川口くんありがとね！
と、道中運転してくださった方にお礼を軽く言うあきさん。
私も挨拶しようとしたけど、あきさんに手を引かれたから、軽く会釈するので精一杯だった。
そしてあきさんに手を引かれ、ついに大豪邸に足を踏み入れた。
門をくぐれば綺麗な庭園が見えて、玄関へと続く石畳。
何処からどう見ても、和風の豪華な家で昨日まで私が暮らしてた家とは大違い。
「最初は慣れないかもしれないけど、すぐに慣れるよ。
あ、ちゃんとAちゃんのお部屋用意してあるからね！
希望通りのフローリングにしておいたよ！」
「あ、はい、ありがとうございます。」
「あれ？あんまり嬉しくない？」
首を傾げながら、 あきさんはそう言った。
いや、もう戸惑いまくって何も言えないんですよ。
引っ越す前に部屋の床はフローリングか畳かどちらがいいとか、どれくらいの広さの部屋がいいとか沢山聞かれたけどこういうことかぁ。なるほどなぁ。(遠い目)
ここがAちゃんの部屋です！っと案内してくれたのは前に住んでた部屋の倍はありそうな広い部屋で、白い壁に、要望通りフローリングの床、木製のベッド、茶色の勉強机。
白と茶を基調とした可愛らしい部屋だった。
ここまで私の理想のお部屋を完璧に再現されるとは思わなかった……。
その後、あきさんに家の中を軽く案内してもらい分からなかったらまた聞いてくれと言われた。
そして1番驚いたのは、この大豪邸自体があきさんの職場らしい。
家の3分の2は職場で、残りが普通の部屋だった。
職場が家って、小説家かなって思った。
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私の大切なお友だちとそれから……→←さようなら、また会いましょう
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あんず飴 - 伊藤落ちにして欲しいです！！！！ (2019年2月12日 0時) (
レス) id: e9a1259486 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 相良様今日から俺はの中で一番大好き格好良過ぎ 溺愛されたいって思う位好き(ドラマ終わったら相良様ロスになりそう） (2018年12月4日 5時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moe | 作成日時：2018年6月23日 0時
