おともだち(？) ページ12
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「あの、クソアマどこ行きやがった！！」
どうにか隠れると、ぶつかったツッパリさんは辺りをめちゃくちゃ見渡している。
しばらくするとギャーギャー喚きながら、私がいるはずのない場所へと探しに行くツッパリさん。
「…ふぅ、やっと行った。」
「……何してんだよ、佐々木」
「いやぁ、助かったよ智司くん！」
「てめぇ何無視してんだ！」
私の言ったよく知る顔とは、友人(?)の片桐智司くんと相良猛くんだ。
ちなみに、智司くんはまあ恐ろしくガタイがいいからその後ろに隠れさせてもらったのだ。
「智司くん達のおかげでボコられずに済んだから、お礼に喫茶店奢るよ。」
「ナポリタン」
「そんな間髪入れずに言わなくても……
分かってるよ、猛くん。
一応お礼だから君にもちゃんと奢ってあげるから。
いつもの喫茶店行きましょー」
れっつごーとゆるく言い放ち、私は彼らと喫茶店に向かった。
多分周りから見たらツッパリと地味女が一緒にいてさぞ不思議な光景なのだろう。私も不思議だしね。
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カランコロン
「おっちゃーん
ナポリタンとレスカ3つとチョコケーキちょーだい！」
お気に入りの喫茶店に入って第一声はそれだ。
マスターのおっちゃんとも毎日のように通っていたら仲良くなれちゃって、こんな風に多少の礼儀がなくても許される。
「いらっしゃいAちゃん、今日は沢山頼むんだ、ね……え？？」
おっちゃんはグラスを拭きながら振り返り固まった。
え？なんで？？
私どこか変なのかな？
なんて疑問に思いつつ、いつも座っているテーブルに向かう。
「智司くんと猛くん、飲み物レスカで良かったかな？」
「ああ」
席について聞けば、智司くんは返事をしてくれた。
猛くんの方は眠そうに欠伸をしていた。
眠いなら、家で寝てたらいいのに。
なんて思いながら彼を見てると、ンだよってちょっと睨まれた。おー怖。
「そういや何でお前さっき追いかけられてたんだよ？」
「あー、ちょっとぶつかっちゃってね
謝ってたのに慰謝料寄越せだなんだって言ってきたのよ。全く怪我してないくせに。
で、つい本音がポロッと出ちゃったので逃げてた。
別に私は悪くないからね！」
「どうせ馬鹿なこと考えてたんだろ」
「お？なんだって？？え？？
私からしたら大事なこと、でも無いわ。馬鹿なこと考えてたわ。」
「ほら見ろ。」
猛くんに言われるのなんか腹立つ。
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あんず飴 - 伊藤落ちにして欲しいです！！！！ (2019年2月12日 0時) (
レス) id: e9a1259486 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 相良様今日から俺はの中で一番大好き格好良過ぎ 溺愛されたいって思う位好き(ドラマ終わったら相良様ロスになりそう） (2018年12月4日 5時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moe | 作成日時：2018年6月23日 0時
