レスカとクッキーの午後３時 ページ21
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「君たちの学校に絡みにくる……しつこい男共を……追い払ってほしいと」
「…はい。
お二人は転校早々十人もの不良共をやっつけたと聞きました」
「あんたらならヤツらを倒せると思って」
早川さんや川崎さんは淡々と何故彼らに頼みに来たのかを教えてくれた。
その話を聞きながら、追加で頼んだクッキーを食べる。うむ。おっちゃんの作るクッキーは美味しい。
なんて思っていたら、女子二人に見つめられていることに気付いた。
「？
なにかな、お二人さん。」
「あ、いや、その……」
なんて言いながら２人して目を逸らすものだから、なんとなく言いたいことがわかった。
「あー、君らは私がこの2人と一緒にいて大丈夫なのかとか思ってる？」
「あ、いえ、その……」
「そんな目を逸らさないでよ。
別に私はこの2人といても特になんともないよ。
彼らがこの2人に喧嘩を売らない限り。」
ちらりと両隣を見るが2人して首を傾げていた。仲良しかよ。
そして、目線を前に座っている彼女たちの方に戻して、笑った。
「それにしても凄いね、まだたった1日しか経ってないのにこの2人の噂が成蘭さんにまでいくなんて」
「それだけお二人が凄いってことですよ！」
目を輝かせて言う川崎さん。
そしてなんとなく苦い顔をしている伊藤くん。
「……うん。
あのー、俺らの他にも強いやつはいっぱいいるよ？」
「やれると思う。
ボクチン……やれると思います。
ただ！やっつけた暁には…お二人の…どちらかと……何っつったらいいのかな！
まわりくどく言うと…！」
「それは！ちゃんとカンパ集めて、」
「おっ〇い揉ませて」
「まわりくどく言えよ」
「三橋くん頭大丈夫？」
三橋くんのありえない発言にちょっと驚いた。いや、お〇ぱい揉ませてダメでしょ。もうちょいオブラートに包んでくれ。
しかし、三橋くんに向かって軽蔑の眼差しを向けていると前から、お願いしますっ！という声が聞こえた。……ん？オネガイシマス？…………え？
「誰に頼んでも引き受けてくれなかったのに……」
「え、条件聞いてました？」
「お願いします！」
「うっそ〜」
楽しそうな三橋くんに隣で口をあんぐりと開けている伊藤くん、そして目の前では今も尚頭を下げている成蘭女子二人。
不思議すぎる光景に思わず笑みが零れた、そんな午後３時のできごと。
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あんず飴 - 伊藤落ちにして欲しいです！！！！ (2019年2月12日 0時) (
レス) id: e9a1259486 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 相良様今日から俺はの中で一番大好き格好良過ぎ 溺愛されたいって思う位好き(ドラマ終わったら相良様ロスになりそう） (2018年12月4日 5時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：moe | 作成日時：2018年6月23日 0時
