愛の心理学

キス魔 八木優樹 ページ44

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『ねぇ…キスしていい？』

友人「え…？いいけど…」

『…ん…エヘヘ』

友人「照れるわ///これw」

そう言って顔を覆う私の友人


夜になるといつもこうだ…

ツアーのためにスタッフとして参加し
現在はその打ち上げ会場である

私は夜になればなるほど
だんだんと 人肌恋しくなるようで
なんでもいいから キスをしたくなる

もちろん 人を含め花瓶やスマホ と
訳のわからない物まで…


男「Aちゃん 飲み過ぎ？w」

『いや 全然wwwこれ素面なんでw
夜はこうなっちゃうんですよね〜www』

友人「そうなんですよw
私が その餌食っぽい事になってますwww
でも まぁ 頬なんでw」

『口は ちゃんと好きな人とじゃないとwww
まぁ…いないんですけどねwww』

男「でしょうねwww
あ、忠告ね！今 八木ちゃんとこは行かない方がいいよ〜www」

『なんでっすか？』

男「今は飲み過ぎちゃって おかしくなってるからwww
行ったら最後 唇にキスされるよ〜w」

『悪魔かよwww
やばいっすね それwww』

「うぇ〜い！」

男「ほらみろwww
頭 おかしくなっちゃってwww」

『ちょっと 絡んできますわw』

友人「気をつけてね〜w」


『八木ちゃ〜ん』

「あ！Aちゃんだ〜！」

『ねぇねぇ キスしてもいい？w』

「ん？///いいよ？w」

確か…

『ん…耳へのキスの意味知ってる？
誘惑…って意味なんだよ？』

「〜っ！///よ…よしかちゅ先輩〜！」

『あ、逃げたw』

耳元で囁くと 顔を真っ赤にして義勝さんのところへ

武「あんまり 八木氏のこと からかわないであげてねw」

ケラケラと笑いながら武正さんに そんな事を言われた

『以後 慎みま〜す』


お開きになって 友人を探すも

『いないし…
あいつ〜帰りやがったな…』

「Aちゃ〜ん！
一緒に帰ろ？」

『いいですよ』

しばらく 無言で歩いていて気まずい…

「Aちゃん…
酔っ払いの戯言と思って 聞いてほしいんだけど…

俺 Aちゃんのこと…好き///」

(戯言ね〜…って！流せねぇよ！)

「だから…その…もし いいなら
まだ…一緒にいたいな〜？…なんて」

…

あの後 頷いてこのざまだ…

『あ〜…私…何気に初めてだ…』

初めての熱に耐えきれず 倒れたわけか…

我ながら恥ずかしいな…

「ん〜…A…ちゃ…すき…っん…」

(え…///あーかわいい)

『八木さん…好きですよ…///

…///…シャワー浴びてこよ…///』

(あー照れる！///)

…

(寝てるふりしてたら いい事聞けちゃった///)

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