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*成宮side*
山「ずっと固まってるぞ。」
成「えっ!?な、なななんでそう思うの!?」
全員「「「「いや、見てれば分かる。」」」」
成「うそぉ!?」
俺以外全員知ってるとか。
なんだそれ!!
そりゃA先輩のことは好きだよ。
最初はめちゃくちゃ怖い人だなって思ったけど
俺たち選手のために、文句ひとつ言わずに
毎日マネージャーやってくれてるし、
俺が陰口言われた時も、味方になってくれたし、
俺がエースになること応援してくれてるし、
あと笑った顔めちゃくちゃかわいいし、
やばい、言いだしたら止まらん。
でもその好きは先輩としてであって.......。
カ「鳴、好きになることは別に恥ずかしがることじゃねぇよ。」
白「第一、如月先輩が誰かと付き合ってもお前我慢できるのか?」
成「...........無理。」
矢「それはもう好きってことだろ。」
山「俺たちが保証する。」
そうか。
俺、A先輩が好きなのか。
受け入れた瞬間、いろんなことが腑に落ちる。
俺には向けてくれない笑顔を他の人には見せてたこと
俺の知らないところでいろんな人に告白されてること
3年の先輩の彼女になってしまうかもしれないこと
全部モヤモヤしたり、イライラしてたのは
俺がA先輩を好きだからだったんだ。
そうと分かればやることは一つ!!!
成「ちょっと行ってくる!!」
カ「あの行動力はすげぇな。」
矢「は?いきなり告白しに行ったのか?」
白「さすがにそれはないだろ。」
山「けど迷いはなくなったみたいだな。」
横井先輩と二人でご飯を食べてるA先輩を発見。
成「A先輩!!」
『!!.....どした。』
成「あ、横井先輩聞きました!キャプテンとのこと、
おめでとうございます!!めっちゃお似合い!」
雪『ふふっ、ありがとう。』
成「A先輩、今日帰り俺が送るから帰らないで待ってて!」
『...分かった。』
成「じゃあまた後でね、絶対帰っちゃだめだよ!」
とりあえず話す機会は作った。
あとはちゃんとA先輩と話そう。
雪「成宮くんはさ、本当にAちゃんが大好きだね。」
『まぁ姉弟みたいな感じですよね。』
雪「そうかなぁ?成宮くんはそうじゃない気がするけど。」
『それはないですよ。女の子にも大人気ですし。
私よりかわいい子なんて、いくらでもいるし
今後もたくさん現れると思います。』
雪「(成宮くん、道のりは遠そうだよ、頑張れ...!)」
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作者名:mari | 作成日時:2022年8月12日 12時