姉、中学生になる ページ10
小さかった一也も6歳となり、来年には小学校へ入学だ。
私はというと、今年中学校へ入学した。
公立中学校なので、仲よしのゆみちゃんとりかちゃんも
家が近いため、もちろん同じ学校だ。
今日は晴れて私の中学校入学式。
お父さんはあいにく仕事が忙しくて来ることができないけど、
そんなことは気にしない。
一也の時は、私が行けるだけ全部行ってあげるつもりだ。
そんな登校の時のお話し。
りか「みんな部活は何入るの?」
ゆみ「私はテニス部入るよ。ずっとやってみたかったんだ〜!」
『いいね、ゆみテニス似合ってる!
部活ねぇ、本音を言うと一也もまだ小さいし、
できれば入りたくないんだよなぁ〜。
でもうちの学校って、強制ではないけど
ほぼ強制みたいなもんだよね。りかは?やっぱ陸上?』
りか「もちろん。走るの好きだから、陸上部って決めてるよ。
短距離でばりばり頑張るわ。
でも確かに、運動部は土日もなくなるし、
平日も帰るの遅くなるもんね。」
『うん、でもお父さんには家のこと気にせず、
やりたいことやれって言われてるんだよね。』
ゆみ「Aは実際に入りたい運動部とかないの??
運動神経いいんだから、多分どこ入ってもやれるよね。」
『...気になるのは、....ソフトボール部。』
りか「いいじゃん!ソフト!!A絶対合ってるよ!」
ゆみ「小学校の時も休み時間とか、男子に混ざって
めちゃくちゃ野球やってたもんね。」
『でもなぁ、お金もかかるし...。何より一也の保育園や
小学校の行事に行ける回数減るのが嫌だ!』
保育園での運動会やお遊戯会では、
うちの弟はほんとに天使なのだ。
予定が合えば、2人も一緒に見に行ってくれるが
2人も可愛い!と言ってしまうほど、可愛さは公認レベル。
ただ、保育園の先生曰く、
あまりお友達とわいわいきゃっきゃしていることが少ないらしく、
その辺がお姉ちゃんとしては、今後少し心配だ。
弟の話しを始めたらきりがないので話しを戻します。
------------------
Aちゃんは、運動神経抜群です。
91人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mari | 作成日時:2022年7月26日 0時