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新キャプテン2 ページ45

一也「だから、新チームのキャプテン。」

『まじか!!!!!』

一也「うるせぇ〜、近所迷惑なってない?大丈夫?」

『凄いじゃん、頑張んなよ!!一也はさ〜、人付き合いほんと
下手くそだけど、みんなを引っ張る器量も実力もちゃんとあると
思うからさ、一生懸命やってたら、自然と付いてきてくれるよ。』

一也「人付き合い下手は余計だろ。」

『だって上手くはないよね?』

一也「まぁ.....。」


ちゃんと自覚もあるようだ。


『夏休みは練習試合三昧?』

一也「そんな感じ。あとはとことん監督にしごかれる。」

『そっかそっか、暑いし無理しすぎないようにね。
秋にも大きな大会あるんでしょ、また応援行くよ。』

一也「9月にブロック予選があって、本選は10月からだから。
本選の日程出たらまた連絡する。」

『わかった、また連絡待ってる---』


そろそろ電話を切ろうかと思っていた矢先
聞き覚えのある元気な声が電話越しに聞こえてきた。


沢「御幸先輩、発見!!こんなとこにいたんすか!
俺の球、受けて下さい!!!」

御「またうるせぇのが...」

『あ、この声沢村くんだ〜』

沢「はっ!!電話中ですか!もしや相手はお姉さんじゃないすか!?」

御「なんで分かるんだよ。」

沢「だって御幸先輩、電話する友達とかいなさそうだし!」

御「余計なお世話だ。」


電話越しに聞こえてくる会話に笑いが止まらない。


前「なんやなんや、騒がしいな沢村、どないしたんや。」
倉「また御幸にボール受けてほしいって騒いでんのかよ。」


どうやらまた人が増えたようだ。
一人は倉持くんだろうか、もう一人は初めて聞く声だ。


沢「御幸先輩がお姉さんと電話してるんす!
お姉さ〜〜〜ん!聞こえますか?沢村です!!!」


どうやら一也の携帯のマイクに顔を近づけて
話してくれているらしい。
もの凄く馬鹿でかい声が聞こえる。


『ふふ、聞こえてるよ、沢村くん相変わらず元気だね。』

沢「はい!それが取り柄ですから!!」

倉「お前ちょっとどけ!」

沢「いたっ!?何するんすか倉持先輩!」

倉「お姉さん、ちはっす!倉持っす。
この前の弁当ありがとうございました。
めっちゃ旨かったです!!」

『ほんと?よかった〜。また秋大でも差し入れ
持っていけたら持っていくね。』

倉「まじっすか!楽しみにしてます!!」



ところで一也はいずこへ??

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作者名:mari | 作成日時:2022年7月26日 0時

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