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バレンタイン2 ページ21

チョコを作った翌日、学校があったので彼氏君には学校で渡す予定だ。
学校があるといっても、午前中で終わり。

彼氏君はまだ試験が残っているため、最後の追い込み中。
放課後に時間をもらうことは気が引けたため
さくっと渡して帰ることにした。
とても喜んでくれていた。作り甲斐があるというものだ。


その放課後、ゆみとりかにも渡したかったので
三人で集まることに。
ちなみに、二人もすでに大学に合格済みなので
あとは卒業式を待つだけだ。



りか「ありがとう〜!Aの手作りほんと美味しいから嬉しい!」

ゆみ「私は買ったやつあげる。」


ゆみはどうやら料理が苦手らしい。
一度作ってみたら、大失敗をしてしまいそこから
市販のチョコをいつもくれる。

勉強も運動もよくできる、可愛いモテまくりのゆみだが
なんだか可愛い弱点だ。


『そういえば昨日からさ、一也が機嫌悪くてさあぁぁぁ。
私何か怒らせるようなことしたかなぁ〜。』

りか「帰ってきたときから機嫌悪かったの?」

『いや?「俺、甘いの苦手だけど、ねえちゃんの作るチョコは好き。」
なんてくそ可愛いこと言ってくれたんだよ!!なのに!!!!』

ゆみ「おお、一也くんめずらしくデレたね。」

『でしょ!?何がいけなかったんだろう....。』

りか「彼氏いること言ったの?」

『あ、うん。作ってる数多くない?ってところから
好きな人いるのかって聞かれたから、言った。』

りか「絶対それじゃん!」

ゆみ「あ〜〜、大好きなお姉ちゃん取られた気分になって
やきもち焼いちゃったんだ。まだまだ可愛いところあるね。」

『...え?....まじ?それ一瞬考えたけど、最近のドライな
一也を考えたら、ないかなって思ったんだけ...ど....。』

りか「それ以外なくない?」

ゆみ「心配しなくても、Aの中で彼氏より一也くんが
下になることはないのにね。」

『当たり前だよ!!!!!』

りか「うるさいな、分かったから落ち着け。」

ゆみ「今日チョコあげるときに、ちゃんと伝えてあげたら?
A、一也くんに愛を伝えるの得意でしょ。」

『うん、一番の特技。』

りか「ここまでくると彼氏君がちょっと不憫だけどね。」

『それはそれ、これはこれだよ。』




そうか、やっぱり一也の機嫌の悪さは、やきもちだったのか。
なんだなんだ。可愛いところあるじゃないか。

..........やばい、考えただけで顔がにやける。
よし、今日の夕飯は一也の大好物ばかりにしてあげよう。

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作者名:mari | 作成日時:2022年7月26日 0時

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