お迎え ページ12
夕飯は何にしようかなと考えながら
帰りに一也のお迎えのため、保育園に寄る。
「一也くーん!お姉ちゃんきたよー!!」
帰る準備をした一也が、だだだだだっと奥から走ってくる。
「ねぇね!!おかえり!!!」
『ただいまー、一也!帰ろっか〜!!』
「Aちゃん、今日は入学式だったのよね、
入学おめでとう。制服すごく似合ってるわ。」
『先生、ありがとうございます!
あの、私まだ部活決めてないんですけど、
これからはお迎えが遅くなってしまうと思うんです。』
「大丈夫よ、うちは延長保育もできるし、
Aちゃんがお迎えに来ることを承認してるから心配しないで。
一也くんも、保育園にもうとっくに慣れてるしね。
やりたいこと、やってね。」
新しい担任の先生といい、一也の保育園の先生にも、
恵まれたものだ。
一也と手を繋いで、河川敷を散歩しながら帰っていると、
少年たちが野球をしていた。
それをじっと見つめる一也。
『一也、野球やりたいの??
お父さんが見てるプロ野球のテレビも、
よく見てるもんね。』
「やきゅう.....」
『今度、姉ちゃんと一緒にキャッチボールしよっか!』
「きゃっちぼーる!する!!!」
お父さんにお願いして、
一也のために子供のあそび用グローブを買ってもらおう。
私はソフトボール部に入るのなら、
本格的なグローブを買ってもらえるかな...。
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実際、御幸一也はどういう風に野球に興味を持ったんでしょうか、、、。気になります。
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作者名:mari | 作成日時:2022年7月26日 0時