【◇】御幸一也の姉ちゃん (ページ29)

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成宮鳴ページ29

今日は、一也の試合の応援に来ている。
ゆみとりかも誘ったが、あいにく予定が合わず
今日は一人で応援だ。

試合は惜しくも負けてしまった。
相手ピッチャーの子が上手くてすごく印象に残っている。
珍しく一也が、いい当たりを打てなかったのだ。

球場でそのまま解散と聞いていたから、一也と一緒に
帰ろうと探していると---

？「今日は俺の勝ちだね！全打席シャットアウト！！」

一也「別にいいよ、クセ見つけたし...」

？「え！？クセ！？何それ！！ちょっとまて--」

なにやら相手チームの男の子と話している。
負けた一也は少し不貞腐れているようだ。
敵チームの子だけど、お友達なんだろうか。

『かーずや！お疲れ。』

一也「あ、いたいた。」

？「一也、誰？このきれいなおねーさん！」

『やだ綺麗なお姉さんだなんて。きみ、いい子だね。』

一也「俺の姉ちゃん。」

私の台詞を華麗にスルーをする我が弟。

？「姉ちゃん...！俺、成宮鳴！！」

『あ、さっきの試合で投げてた、
もの凄く上手なピッチャーの子だ！？
私は、御幸Aです。よろしくね、鳴くん。』

鳴「おねえさん、分かってる～！！！」

これが鳴くんとの出会い。
鳴くんは、一也とはまた違ったタイプの自信家だ。

ただ、可愛いくらいに人懐っこく、
この日以降も、試合などで会った時には
AちゃんAちゃんと、懐いてくれた。

野球が大好きで上手い二人だ、何か通じるものがあるんだろう。
いつも野球談議に花を咲かせている。

この先、二人がバッテリーを組む未来があったりするのだろうか。
それとも、この先もずっとライバルでいるのだろうか。

なにより、友達が少ない一也にとって
仲のいい野球仲間ができることはいいことだ。

今後の二人が楽しみだ。

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姉、もう弟が友達少ないことを知った上で、受け入れてます(笑)
鳴ちゃんはお姉ちゃんが二人いるので、きっと主人公に甘えるのも得意分野です。

一也と鳴、試合後の会話は、原作の話間ページにある＜だいやのえーす＃10 鳴と一也 2＞をそのまま利用させていただきました。

さあ、青道入学まであと少し！