出発前の準備2 ページ10
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まずらむの方ね
【第一次登山隊について】
第一次登山隊は、ニュージーランドの国家プロジェクトとして発足。
新たな世界最高峰の登頂という偉業を成し遂げるため、
世界最高の登山家たちを集め、潤沢な支援により実行された。
しかし、途中までは順調に進んでいたが、標高 8,000mを越えたあたりで音信が途絶える。
最後の通信では、メンバー達の言葉は支離滅裂で、
まるで狂気にでも侵されたかのような様子だったという。
リーダーの残した、「ここは狂気の山脈だ、来てはならない場所だ」という言葉の不気味さから、
ニュージーランドはプロジェクトの続行を断念。
第二次登山隊はそのプロジェクトの断念を知ったケヴィン・キングストンにより、
民間で発足された。
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ふしぁはこっちの情報
【狂気山脈について】
南極大陸の奥に発見された巨大な山脈。推定高度10,363 m。確認できる限りの世界最高峰であり、
未踏峰。気象条件が厳しく、十分な調査ができていない。
航空写真の分析から、登頂可能と思われるルートを割り出し挑むこととなる。
6,000 mを越えたあたりから、雪が無くなり、漆黒の山脈となるようだ。
9,000 m地点に、高い登攀技術を要求される岩壁「大黒壁(グレートブラックウォール)」が
存在する。近年、ニュージーランド航空の旅客機が行方不明になり、その捜索の最中に発見された。
なお、行方不明の旅客機は未だ発見されていない。
実は 1931 年に一度、この山脈は人類に発見されている。
発見したのはミスカトニック大学の南極調査隊。しかし調査中に何らかの事故があったらしく、
「山奥で未知の生物を発見した」という通信の後、調査隊は壊滅。
その後、何故かミスカトニック大学は、この山脈の存在を世間からひた隠しにしていた。
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作者名:大粛清 | 作成日時:2020年5月2日 23時