09. 領収書 8/24↓ ページ9
“私のことなんて、彼は覚えているはずがない”
自分にそう言い聞かせて、松本くんの前に立って、手にした精算書をカウンターの上に出した。
「松本さん。こちらで、合ってますか？」
潤 「あ、すみません、これです。うっかりしてました」
って、少し照れ臭そうに笑うと、デスクの上に領収書を出して、
潤「お願いしてもいいですか？」
って私の目を見つめた。
「・・・はい、後はこちらで処理しますので」
そう言って、領収書を受け取ると、彼は、首から下げている社員証を見たのか、
潤 「よろしくお願いします。Aさん」
って、私を名字ではなく名前で呼んで、アイドルみたいな笑顔を私に向けて、経理の部屋から出て行った。
「松本くん、今日もイケメンね」
「爽やかだわ」
なんて経理の先輩からも声が上がる。
やっぱり・・・彼は、私のことなんて、覚えてないんだ。
覚えてるわけないのに・・・どこかでほんの少しだけ期待していた自分が・・・恥ずかしくなった。
覚えてほしいって思ってた気持ちと、覚えてなくてよかったって気持ちがごちゃ混ぜになった・・・何とも言えない気持ちに襲われて、また、心がぎゅーっと苦しくなった。
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とも(プロフ) - なんて酷いことをするの((ヾ(≧皿≦ﾒ)ﾉ))若気の到り？って言われても…。でも主人公ちゃんよく頑張りましたね♪潤くんもスッゴク後悔していた気持ちが伝わって〜二人が繋がって良かった＼(^o^)／ (2017年10月23日 19時) (
レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
でいじぃ(プロフ) - りんごちゃんさん» コメントありがとうございます。私のお話一覧のご挨拶の欄に、パスワードについて書いてます。ちなみに、一番お話の多い彼が私の大好きな彼です。 (2016年4月22日 10時) (レス) id: b0f41359cf (このIDを非表示/違反報告)
りんごちゃん - 潤くんstory一気に読ませてもらいました。他の潤くんstoryも読みたいので、パスワードとヒントを教えていただけないでしょうか。 (2016年4月20日 8時) (レス) id: 8a4ea0f31e (このIDを非表示/違反報告)
しずか(プロフ) - キャー ニノくんのお話に引き続き 潤storyも一気に読まさせてもらいましたぁ。最後の強引さにｷｭﾝｷｭﾝしちゃいました。 (2015年11月10日 21時) (レス) id: 88da94fb87 (このIDを非表示/違反報告)
minami(プロフ) - リンク好きっ！ 更新楽しみにしてます☆ (2015年6月15日 9時) (レス) id: 3ef49521b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でいじぃ
| 作成日時：2014年8月22日 23時
