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第75話 可能性 ページ36

「さてと…」

皆から離れた場所で長老様が話をきり出した。


「君がAだね?マンカスから話は聞いているよ。可愛らしくて優しい少女だってね。」
「!!ちょっと長老様!///」
「いや、私全然…////」


こんなことを言われると少し恥ずかしい。


「はは、さて、本題に入らないとな。」

本題?

「君は人間なのにジェリクルの言葉が分かる。こんなことは滅多に無いんだ。」
「長老様は私以外にこんな人に会ったことありますか?」
「あるよ。でも数年前だからのぅ…」

何だろう、私ってレア(?)なんだ…。


「君は心当たりは無いかい?」
「いえ…」
「そうなのか…なら仕方が無いな…」


長老様は少し俯いてから再び私の目を見た。


「君は何故自分がジェリクルの言葉が理解できるか分かるかい?」
「えっ…いいえ。」
「それはね、君のご両親のどちらかがジェリクルキャッツなんだ。」



えっ!?



お父さんかお母さんが……ジェリクル!?



「ひとつ聞きたいことがあるんじゃ。君のお父さんとお母さんの名前を知りたくての、教えてもらってもいいかな?」
「…はい、父は敬二、母は美月です。」
「!?ケイジとミヅキ!?」

マンカスが過剰に反応した。


「マンカス知ってるの?」
「…えと…」
「わしは知っとるぞ。」

長老様はニコニコしていた。


「ケイジは真っ直ぐで熱い男だった。少しおっちょこちょいだが愛する者の為なら何でもする人だったよ。


ミヅキは純粋で心優しい女性だった。とても綺麗な歌声を持っていたのう。舞踏家ではいつも素敵な歌を披露していたよ。」



舞踏家……?歌……?



ひょっとして、私のお母さんがジェリクルだったの…?




「君は人間とジェリクルのもとに産まれたハーフ、しかもジェリクルは母親、ということは君にも可能性があるということじゃ。」



可能性って…?



「長老様、それは一体…?」



「可能性…それは…









君が猫に変身出来るということだ。」



「「えっ!?」」
「嘘だろ!?」


すると遠くから別の猫の声がした。



「これこれ、タガーお前さんは向こうで待ってろと言ったはずだろう。」
「す、すみません。」
「俺は絶対お前が盗聴していると思っていたよ。」



タガーが苦笑しながら私の隣に座った。



「私も猫になれるんですか?」
「そうじゃ。でも人間の血もあるから時間がかかるのぅ。」






私に猫になれる力があるなんて凄い!







でも…こんな私に出来るのかな……。

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なおぴょん(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 私も毎日聴いてますよ~♪ 札幌公演見に行きますか? (2014年10月10日 22時) (レス) id: 4de1711d69 (このIDを非表示/違反報告)
**ぐるぷん**(プロフ) - なおぴょんさん» 私も毎日聴いてます!私は福島です!( ̄^ ̄)ゞ (2014年10月10日 22時) (レス) id: d02575319c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 四季のアラジンオーディション、団員以外にもキャスト募集するので一和さんが出る可能性なある気がします。退団後も四季作品に契約で出ている方いますし…札幌開幕は来年の1月なので最低でも一年はやると思いますよ! (2014年10月6日 23時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
なおぴょん(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 私もCATSのCD持ってます!いいですよね〜(*^^*)ぐるぷんさんは、札幌に住んでいるんですか? (2014年10月6日 22時) (レス) id: 4de1711d69 (このIDを非表示/違反報告)
**ぐるぷん**(プロフ) - なおぴょんさん» キャッツ千秋楽迎えましたね!キャッツのCD聴くたびにキャッツ観たいな〜ってなります(T ^ T)受験終わるまで札幌でやってるかが不安で不安で(°_°) (2014年10月6日 22時) (レス) id: d02575319c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねねこ | 作成日時:2014年7月8日 20時

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