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第66話 悪夢 ページ27

「ねぇねぇミストお兄ちゃん」


僕が宿題をしていると、バブがとことこ掛けて来た。


「あのね、お兄ちゃんは病気を治す魔法知ってる?」
「…急にどうしたの?」



昨日の夜、眠っていたバブは声がして目を覚ました。


するといつも隣で寝てくれているマンカスが苦しい顔をして唸っていたらしい。



「お兄ちゃん大丈夫?」
「!ああ、大丈夫だよ。ちょっと暑くてね。起こしてごめんな。」
「ううん。おやすみなさい。」
「おやすみ。」



そう言うとバブに背を向けてしまったらしい。




「お兄ちゃん顔がビショビショだった。汗なのかな?でも目からもお水が出てたの。病気なのかな…?」
「大丈夫だよバブ。それは病気じゃないよ。」
「バブにも起こる?」
「うーん…僕は起こらないからバブにも起こらないよ!」
「よかったー!バブ、ジェリロお姉ちゃんのところ行ってくるね!」




そう言うとバブは行ってしまった。






その夜、僕は眠れなくて少し散歩をしていた。





「お前大丈夫か?バブも病気かって心配してたけど。」


ランパスの声がした。


「すまない。昨日悪夢を見てしまったんだ。」


次はマンカスの声だ。


僕は近くに隠れて聞き耳を立てる。




「どんな夢だ?」
「…ミヅキと彼女の夫が奴に殺される夢だった。恐ろしかった。2人が深くひっかかれて少しずつ弱くなっていき、最後は力尽くして崖から落ちるんだ。2人があんな風に死んでいったかと思うと俺は…」



彼の声は震えていた。



「ここで一旦目が覚めてバブに心配されたんだ。再び眠ったんだが、また夢を見た。」
「…また悪夢か?」
「…まあな。
俺は気付けば真っ暗な空間にいた。
しばらく歩いていると何も着ていない少女が横たわっていて、声を掛けても彼女は目を覚まさなかったのだが、突然ばっと起きたんだ。」
「少女ってまさか…」


マンカスは小さく頷いた。



「Aはそのまま歩いていった。俺がどんなに叫んでも振り返ってはくれない。Aは走りだし、ある男のところに飛び込んだんだ。」
「その男って?」
「まさかの”奴”だよ。あいつはそのままAを抱き締めて連れ去っていった。最後に俺を笑ってな…」



しばらくの沈黙が続いた。



「大丈夫だ。Aは絶対に奴のものにはならない。」
「…でもなりそうで俺は怖い。彼女はやけにミヅキに似ているから……すまない兄貴。この事は忘れてくれ。」





マンカスは小さな溜息をつくと、走って行ってしまった。

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なおぴょん(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 私も毎日聴いてますよ~♪ 札幌公演見に行きますか? (2014年10月10日 22時) (レス) id: 4de1711d69 (このIDを非表示/違反報告)
**ぐるぷん**(プロフ) - なおぴょんさん» 私も毎日聴いてます!私は福島です!( ̄^ ̄)ゞ (2014年10月10日 22時) (レス) id: d02575319c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 四季のアラジンオーディション、団員以外にもキャスト募集するので一和さんが出る可能性なある気がします。退団後も四季作品に契約で出ている方いますし…札幌開幕は来年の1月なので最低でも一年はやると思いますよ! (2014年10月6日 23時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
なおぴょん(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 私もCATSのCD持ってます!いいですよね〜(*^^*)ぐるぷんさんは、札幌に住んでいるんですか? (2014年10月6日 22時) (レス) id: 4de1711d69 (このIDを非表示/違反報告)
**ぐるぷん**(プロフ) - なおぴょんさん» キャッツ千秋楽迎えましたね!キャッツのCD聴くたびにキャッツ観たいな〜ってなります(T ^ T)受験終わるまで札幌でやってるかが不安で不安で(°_°) (2014年10月6日 22時) (レス) id: d02575319c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねねこ | 作成日時:2014年7月8日 20時

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