第65話 雨宿り ページ26
学校が終わり、家へ帰ろうとしたら途中で大雨が降ってきた。
途中で屋根のある建物に避難した。
うわービショビショ…。
しかも雨酷いし、このままだと止みそうに無いな…どうしよう…。
「お、Aじゃねぇか。」
するとおつかいなのか袋を抱えたタガーが隣の建物で雨宿りしていた。
私は隣の建物にいるタガーの隣に行った。
「ったく、あのカタブツが俺に買い物押し付けてきやがってよ。今すぐ帰りてぇけど雨がひどいからな〜」
「でもマンカスは仕事が忙しいから仕方無いんじゃない?」
「何だよ…」とタガーははぁーと溜息をついた。
そして私をじっと見るものの、目が合わない。
「どうしたの?」
「おいお前…」
「えっ何?わっ!」
すると突然ぎゅっと片手で抱き寄せられた。
「何するの!?離して!」
「透けてるぞバカ。」
「えっ?」
状況がつかめず自分を見る。
今日は登校日で制服を着ていて、白いブラウスからうっすら水色のブラが見えていた。
「嘘!?ちょっと見ないで変態!」
「俺以外の男に見られないことだけでも感謝しろ。」
「は、はい…///」
私の体は雨で少し冷えていたから、タガーの腕がとてもあったかい。
「タガーあったかいじゃん。」
「…おう///…ったく、しばらく止みそうにないな。」
「早く止んでほしい…」
「そうか?俺はこうしていられるならずっと降っててもいいな。」
「アホかあんたは!」
そう言うと私はタガーから離れた。
「駄目だろ離れたら。」
「そんなルール無い!私帰る!」
「おいおい、そんなんだと男達に胸ガン見されるぞ。ただでさえ豊満だから。」
「変態!あーあ、もう少し小さかったらな…」
「俺はAの胸好きだぜ。ふわふわで綺麗な形してるし。」
「………。(怒)」
ふと見ると雨は少しずつおさまってきた。
「あ、止んできた!」
「よし!じゃあ帰るとすっか!じゃあな、A!」
「えっ、ちょっと!」
「風邪引くんじゃねぇぞ〜!」
タガーはそのまま走って行ってしまった。
タガーは天邪鬼でお調子者で口が軽くて少しスケベだ。
だけど本当は優しくて良い奴だってことはみんなわかってる。
だけどやられっぱなしだからいつか反撃してやるんだ!
そう宣言した私の上には澄んだ青空と七色のアーチが輝いていた。
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なおぴょん(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 私も毎日聴いてますよ~♪ 札幌公演見に行きますか? (2014年10月10日 22時) (レス) id: 4de1711d69 (このIDを非表示/違反報告)
**ぐるぷん**(プロフ) - なおぴょんさん» 私も毎日聴いてます!私は福島です!( ̄^ ̄)ゞ (2014年10月10日 22時) (レス) id: d02575319c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 四季のアラジンオーディション、団員以外にもキャスト募集するので一和さんが出る可能性なある気がします。退団後も四季作品に契約で出ている方いますし…札幌開幕は来年の1月なので最低でも一年はやると思いますよ! (2014年10月6日 23時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
なおぴょん(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 私もCATSのCD持ってます!いいですよね〜(*^^*)ぐるぷんさんは、札幌に住んでいるんですか? (2014年10月6日 22時) (レス) id: 4de1711d69 (このIDを非表示/違反報告)
**ぐるぷん**(プロフ) - なおぴょんさん» キャッツ千秋楽迎えましたね!キャッツのCD聴くたびにキャッツ観たいな〜ってなります(T ^ T)受験終わるまで札幌でやってるかが不安で不安で(°_°) (2014年10月6日 22時) (レス) id: d02575319c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねねこ | 作成日時:2014年7月8日 20時