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第61話 守る ページ20

僕が仕事を終えてゴミ捨て場に戻るとマンカスがちょうど見回りを終えていた。


「おかえりスキンブル。」
「ただいまマンカス。あの、ちょっと話があるんだけどいいかな?」



僕はマンカスを自分の住処に入れると、今日駅であったことを話した。


「Aがそんな事を…」
「うん。無傷だったから良かったけど…僕、嫌な予感がするんだ。彼女、他人の為なら命を惜しまず何でもする子だからこのまま奴に巻き込まれたら…」
「前タンブルが送ってきた手紙にAの存在が奴にばれないようにしろと書いてあった。」



マンカスが数秒置いて口開いた。



「しかしこの前ディミが奴にあって怪我をした。あいつは神出鬼没だからいつ奴が彼女を襲うか分からない。



俺はもう、愛する者を失いたくない。
ミヅキは…俺のせいで奴に殺されたんだ。今、彼女の娘が悲しく独りで生きているかと思うと…」



マンカスは拳を握り、下を向いた。


これは彼が泣きそうになって堪える時の癖だ。





「マンカス、彼女は君のせいで死んだんじゃないよ。それに、愛する者を守りたいのは僕も同じだよ。」
「…すまないスキンブル。俺は何があろうとAを守り抜く。命をかけて俺が守る。」




僕は少しムッとした。



いくら彼女が好きだからって…僕だってAのことは大切に思っている。



愛する者を守りたいのはみんな同じだ。




「マンカス、”俺”じゃなくて”みんな’’で、でしょ?ジェリクルみんなであの子を守るんだ。」
「!!ああ、そうだな。」




マンカスは照れ臭そうに頬をぽりぽりとかいた。





「スキンブル、明日も早いだろう。もう寝た方がいい。」
「うん、君もね。おやすみ。」
「おやすみ。」




そう言うとマンカスは住処に戻っていた。









Aは本当に優しくて友達思い、そして可愛らしい外見を持っている。




だから存在がバレたら確実に奴の標的にされてしまいそうな気がしてならない。




それにジェリクルと話せる人間…この事も目につけられそうだ。






何とか皆で、奴から彼女を守らないと…。

作者より その4→←第60話 電車での危機



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なおぴょん(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 私も毎日聴いてますよ~♪ 札幌公演見に行きますか? (2014年10月10日 22時) (レス) id: 4de1711d69 (このIDを非表示/違反報告)
**ぐるぷん**(プロフ) - なおぴょんさん» 私も毎日聴いてます!私は福島です!( ̄^ ̄)ゞ (2014年10月10日 22時) (レス) id: d02575319c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 四季のアラジンオーディション、団員以外にもキャスト募集するので一和さんが出る可能性なある気がします。退団後も四季作品に契約で出ている方いますし…札幌開幕は来年の1月なので最低でも一年はやると思いますよ! (2014年10月6日 23時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
なおぴょん(プロフ) - **ぐるぷん**さん» 私もCATSのCD持ってます!いいですよね〜(*^^*)ぐるぷんさんは、札幌に住んでいるんですか? (2014年10月6日 22時) (レス) id: 4de1711d69 (このIDを非表示/違反報告)
**ぐるぷん**(プロフ) - なおぴょんさん» キャッツ千秋楽迎えましたね!キャッツのCD聴くたびにキャッツ観たいな〜ってなります(T ^ T)受験終わるまで札幌でやってるかが不安で不安で(°_°) (2014年10月6日 22時) (レス) id: d02575319c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねねこ | 作成日時:2014年7月8日 20時

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