第39話 18歳男子と17歳女子 ページ45
「おーい、A！」
コリコの声がする。
「ごめん、遅くなっちゃった〜」
「早く始めようぜ！」
「…おい。」
「あ、どうも…。」
私はコリコと毎週土曜に特訓をしている。
2人ともトレーニングになるのでちょうどいい。
ギルさんもいつも来てくれる。
「今日こそ負けないからな！」
ルールは簡単。相撲のように白線の円に出ないように技を出すのだ。
私は空手、コリコはいろいろ。
正直コリコは単純なのですぐ動きが読める。
こうして5分後
「うわぁ！」
私のみぞおちチョップを受けてコリコは尻餅をついた。しかも白線から出ている。
「今日も私の勝ちね！」
「くそー！来週は絶対俺が勝つ！」
コリコは悔しそうな表情をした。
「お前中々やるな。明らかにコリコより上だ。」
「あ、ありがとうございます。」
「なぁ、ギルもいつも一緒に見てるんだからAと試合したらどう？」
えっ？
「…やめとく。」
「えー、何でだよ〜」
「力が互角じゃないからだ。」
「俺だってAと互角じゃないよ。」
もしかして私じゃ相手にならないのかな。
あの時もあっさりやられたし…。
そう思うと悔しくなった。
「…試合して下さい。」
「えっ？」
私は真っ直ぐ見てもう一度言う。
「ギルさん、今日だけでいいので試合して下さい。お願いします！」
私は深く頭を下げた。
「…でも俺は」
「いいじゃん！強いもの同士でさ！ほら、準備して！」
こうして私とギルさんは白線内に入る。
「…手は抜かねぇぞ。」
「はい。怪我する覚悟は出来ています。」
すると一瞬ギルさんの顔が歪んだが、すぐ真剣な表情になった。
「それでははじめ！」
真っ先にギルさんが攻撃を仕掛ける。私は落ち着いて受け身、時々よける。
「はァっ！」
ギルさんの飛び蹴りを受け身するものの、バランスを崩しかける。
なんとか体制を直し、今度は私が攻撃する。
「うっ！」
私の回し蹴りを受け、ギルさんはバランスを崩す。
しかし私も勢いが強過ぎてバランスを崩してしまった。
「「うわっ！」」
2人そのまま倒れ、白線から出てしまった。
「ピー！引き分け！」
コリコが笛を吹く真似をして試合を終わらせた。
引き分け。
勝てなかったけど負けなかった。
初試合にしてはまあまあかな。
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伊達 光秀 - マンカスとタガーに好意を持たれているなんて...夢主ちゃんが心底羨ましい← (2018年12月17日 22時) (
レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
マリお - マンカス大っすきなんでうれしいです＾＾こうしてキャッツの夢小説に出会えるとはおもってなかったです。 (2014年11月8日 23時) (レス) id: 483dce1d76 (このIDを非表示/違反報告)
かななん(プロフ) - ねねこさん» 有難うございます☆こちらこそ、よろしくお願いします♪ (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - かななんさん» いえいえ！レスってところを押すと送りたい人のところに楽々送れますよ(o^^o)私は神奈川（静岡に近い方です）に住む高1です！これからも小説宜しくお願いします(*^_^*) (2014年8月1日 13時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
かななん - ねねこさん、返信遅くなってすみません汗 (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねねこ | 作成日時：2014年5月11日 2時
