第38話 リーダーVS天邪鬼 ページ43
「そういや夏の大会が終わったそうだな。お疲れ様。」
「ありがとう。関東止まりだったけどベストは尽くしたよ。」
2人で話をしていると突然背後から手が出てきてAのアイスを奪った。
「おい、お前ら2人で何してんだよ。」
聞き覚えのある声がして振り返るとそこには俺のライバルがいた。
「アイス食べながらおしゃべりしてたんだけど…ってちょっと返して！」
タガーがAのアイスを食べ出したため、背伸びで取り返そうとするも、
「ほら、ここまでとってみろ！」
天邪鬼はその手を高く上げたので彼女は届かない。
「もー私のアイスなのに！」
アイスを全部食べられてがっかりするA。
俺が気遣ってアイスを差し出す。
「…食べるか？」
「本当！？ありが…」
「駄目だA、絶対食うんじゃない！こいつの生真面目で頑固な性格が移るぞ！」
そう言われてカチンとくる。
「そうかそうか。ならお前はあのアイスを食べてAの素直で優しい性格が移ったはずだ。」
俺がアプローチのつもりでそう言うと彼女はえっ、そう？と少し顔を赤らめる。
俺は天邪鬼にニヤッと笑ってみせる。
「くそーお前！」
そう言うとタガーは俺の手からアイスを奪うとそのまま投げ、俺の顔面に直撃した。
「ぷーだっせー！」
「貴様…！」
Aはくすくす笑いながらハンカチを取り出し、
「動かないで。」
そう言って顔のアイスを取ってくれた。
「…すまない///」
「いいって。タガー幾ら何でも顔面にアイスはないよ。」
「うっ…」
正直、いい気味だ。
「さて、もう帰るかな。夕飯作らないと。アイス美味しかった？」
「おう、美味かった！」
「タガーに言ってない。」
「ああ、美味しかった。ありがとう。」
「次はマンカスが奢ってね！じゃあね！」
そう言って彼女は帰って行った。
「ふー、危なかった。間接キスになるとこだった。」
「！別に俺は…」
「分かってるって。お前は俺と違って経験不足だからな。」
「これが初恋ってわけじゃ無いぞ！」
はははと大笑いされる。
「それにしても今日のあいつやけに雰囲気色っぽかったな〜」
俺と同じ事を思っていた為、少し不愉快だ。
ふと奴を見ると、俺に同じ視線を向けていた。
「おい何だよ。」
「何でもねぇよ。お前こそ何だよ。」
俺だけでなくたくさんの雄達が密かに火花を散らしている事を君はまだ知らない。
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伊達 光秀 - マンカスとタガーに好意を持たれているなんて...夢主ちゃんが心底羨ましい← (2018年12月17日 22時) (
レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
マリお - マンカス大っすきなんでうれしいです＾＾こうしてキャッツの夢小説に出会えるとはおもってなかったです。 (2014年11月8日 23時) (レス) id: 483dce1d76 (このIDを非表示/違反報告)
かななん(プロフ) - ねねこさん» 有難うございます☆こちらこそ、よろしくお願いします♪ (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - かななんさん» いえいえ！レスってところを押すと送りたい人のところに楽々送れますよ(o^^o)私は神奈川（静岡に近い方です）に住む高1です！これからも小説宜しくお願いします(*^_^*) (2014年8月1日 13時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
かななん - ねねこさん、返信遅くなってすみません汗 (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねねこ | 作成日時：2014年5月11日 2時
