第32話 劇場猫アスパラガス ページ37
「Aー！こっちこっち！」
ジェリロに呼ばれてそっちへ行くと、見たことない猫が座っていた。
「紹介するわ、アスパラガスよ。彼、昔は舞台俳優やってたのよ。」
は、俳優！
「ガスと呼んでくれ。芝居をするには素人と聞いている。」
「はい…えと、宜しくお願いします。」
「さて、腕の見せ所だな。久々に動くよ。」
「待ってましたガス！」
ジェリロは嬉しそうだ。
「まず最初は台詞を暗記するところからだが、すぐには覚えられないので読みながらやろう。ジェリロは魔女、ヴィクはナレーションをしてくれ。」
「「はい！」」
「ねえ、バブは何するの？」
「…そうだな、お前さんは小人役だ。」
「わーい！小人さんだ！…でも小人さんは7人だよ？」
「それなら今暇な猫達を連れて来ましょう。」
ヴィクの提案で今暇な猫達を6匹連れてきた。
ランパス「何故俺が小人なんだ…？」
マンゴ「ランパスが小人とか…ププ…」
ランペ「マンゴも小人似合わないよ。」
タント「ランペは小柄だからそこそこ似合うわね。」
ジェミマ「何か楽しそう！」
カーバ「で、どうするの今から？」
「よし、最初の鏡のシーンからだ。」
ジェリロはさっきの優しい笑顔は何処かへいき、恐ろしい悪女の顔になっていた。
「鏡よ鏡、この世で1番美しいのは誰？」
怖い！ジェリロ怖い！
「ジェリロは昔、1度だけガスと舞台に出たことがある。その時悪女を演じたのだが、それがすごく評判だったんだ。」
ランパスがこそっと教えてくれた。
「はい、それは白雪姫です。」
「！白雪姫ですって！？それなら彼女を殺しておしまい！」
ジェリロ、さっきからめっちゃ迫力が…(汗)
「お姉ちゃん怖いよー！元に戻ってー！」
なんとここで泣き出してしまうバブ。
「ジェリロ凄いんだけど迫力ありすぎて結構怖いよ。」
「あら、魔女は怖い存在よ。」
「やれやれ…もう少し和らげて演じてくれ。」
「あらら…、ごめんなさい。気をつけるわ。」
きっとスイッチが入っちゃったのね。
気を取り直して白雪姫のパートへ。
「ああ、どうしましょう。このままだとお母様に殺されてしまうわ。誰が助けてくれないかしら？」
一生懸命台詞を話すものの、
「ストップ！少し棒読みになっている。本当に困っているようにちゃんと感情を込めるんだ。もう一回！」
これが結構厳しい。さすが元俳優…。
何回か繰り返してやっとOKをもらった時はもう夕方の6時だった。
かなり大変だけど、成功させるために頑張るぞ！
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伊達 光秀 - マンカスとタガーに好意を持たれているなんて...夢主ちゃんが心底羨ましい← (2018年12月17日 22時) (
レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
マリお - マンカス大っすきなんでうれしいです＾＾こうしてキャッツの夢小説に出会えるとはおもってなかったです。 (2014年11月8日 23時) (レス) id: 483dce1d76 (このIDを非表示/違反報告)
かななん(プロフ) - ねねこさん» 有難うございます☆こちらこそ、よろしくお願いします♪ (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - かななんさん» いえいえ！レスってところを押すと送りたい人のところに楽々送れますよ(o^^o)私は神奈川（静岡に近い方です）に住む高1です！これからも小説宜しくお願いします(*^_^*) (2014年8月1日 13時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
かななん - ねねこさん、返信遅くなってすみません汗 (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねねこ | 作成日時：2014年5月11日 2時
