第29話 彼氏？ ページ34
ぐぅ〜〜
ふと時計を見ると正午。
僕はいつものように駅で仕事をしていた。
今日は日曜日、家族連れやカップル達が出掛けるのもあって駅は賑やかだ。
「スキンブル、少し休憩しなさい。」
駅長さんが声をかけてくれた。
「ありがとうございます。」
言葉が通用しないのをわかっていながらも、僕は礼を言った。
さて、お昼にしよう、と思ったその時。
「スキンブル〜！今日も頑張ってるね！」
大好きなAの声がして振り返る…が。
そこにはいつものAはいなかった。
その代わり髪をお団子にまとめ、水色のワンピースを着て、白いサンダルを履いた女の子がいた。
…すごく可愛い。
「どうかな？私、いつもカジュアルな格好してるから似合わないよね…。」
「そんなことないよ！素敵だよ！」
「本当？ありがとう…考えて選んだかいがあったな！」
そう言って彼女は僕を撫でてくれた。
「おー、Aちゃんか！君はいつもスキンブルと仲がいいね。」
「駅長さんこんにちは。スキンブルはいいこですからね！」
「スキンブルは僕を除いて1番君に懐いているからね。」
「そうですか！？ありがとー」
ニコニコ笑顔で僕を撫でまくる。
ちょっと毛がぼさぼさになったけど、とても嬉しかった。
「今からお出かけ？」
「そー！今から隣町行くんだ。それで今待ち合わせ中。」
「へー、誰と？」
気になって聞いたその時。
「おーいA！」
男の子が息を切らしてこちらへ来た。
「遅い！電車来るまであと1分だよ！」
「わりーわりー。おっ、スキンブルじゃん！今日も頑張ってるな！」
男の子はそう言って僕を撫でる。
…Aに撫でてもらった方が気持ちいい。
「お前今何してたんだ？」
「スキンブルとお話してた。」
「何言ってんだよ、猫が話す訳ないだろ〜？」
男の子はそう言ってAの額を指で弾く。
「いったー！デコピンしないでよ！」
むーっと拗ねる彼女が可愛らしくて少しキュンとしてしまった。
なんか2人とも楽しそうだなぁ…。
「やっべ！電車来てるし！A、走るぞ！」
「嘘！？スキンブルまたね！」
「いってらっしゃい！」
僕がそう言うと2人は電車に乗った。
それにしてもA、いつも以上に可愛いかったなぁ…。
…でもあの2人、どういう関係なんだろう？
！まさか、恋人同士とか…？
僕は大急ぎでゴミ捨て場に向かった。
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伊達 光秀 - マンカスとタガーに好意を持たれているなんて...夢主ちゃんが心底羨ましい← (2018年12月17日 22時) (
レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
マリお - マンカス大っすきなんでうれしいです＾＾こうしてキャッツの夢小説に出会えるとはおもってなかったです。 (2014年11月8日 23時) (レス) id: 483dce1d76 (このIDを非表示/違反報告)
かななん(プロフ) - ねねこさん» 有難うございます☆こちらこそ、よろしくお願いします♪ (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - かななんさん» いえいえ！レスってところを押すと送りたい人のところに楽々送れますよ(o^^o)私は神奈川（静岡に近い方です）に住む高1です！これからも小説宜しくお願いします(*^_^*) (2014年8月1日 13時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
かななん - ねねこさん、返信遅くなってすみません汗 (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねねこ | 作成日時：2014年5月11日 2時
