第28話 稽古 ページ33
部活を終えた土曜日の夕方、私はゴミ捨て場を訪れた。
「くっ、うわっ！くそー！」
「ははは、お前は単純だからな。俺に勝とうだなんて10年早い。」
コリコとランパスが何かしていた。
「こんにちはー、何してるの？」
「あっ、A！今ランパス兄貴に稽古してもらってたんだ。兄貴、もう一回！」
「…やってやりたいところだが、偵察の時間だ。すまない、また今度やろう。」
「う、うん…。」
ランパスは走って行ってしまった。
「元気出しな、また今度やってくれるって。」
「うん、でも俺もっと強くなりたいんだ！一人前ではないけど、これでも俺はジェリクルの戦士だ！」
気持ちは分かるけど…そうだ！
「じゃあこれから夕方、私と稽古しない？ランパスと代わって！」
「え！？でもAは女の子だよ！戦えるの？」
「何？女だからってナメてんの？これでも私空手やってるんだよ。」
「空手って知ってる！頭で平たい石割るんだよね！」
いや、頭じゃないし、割るのカワラだし。
「だから、出来ることなら手伝うよ！」
「やったー！Aありがとうー！」
「おわっ！？」
突然抱きついてきたので少し驚いた。
「あっ、ご、ごめん…つい…////」
「いいよ、そんなに嬉しかったのね。喜んでくれてこっちも嬉しい。」
早速稽古を始めようとするとギルさんが来た。
「コリコ、ランパスに頼まれて来たぞ。…Aもいたのか。」
「えっ、2人とも知り合い？」
「うん、最近会った。ギルさんってカンフーやってるの？」
「まぁな。お前は空手やってるんだろ？回し蹴りしてきたからすぐ分かった。」
コリコがぽかーんと私達のやりとりを見ていた。
多分、ギルさんは人間嫌いだから驚いているんだろう。
「安心して、コリコ。私とギルさん友達だから。」
「そうなの！？良かった〜そうだ！ギル、これから土曜の夕方、3人で稽古しようよ！」
「いいね！私もトレーニングになるし。」
「えっ、お前もやるのか？同じパワーの相手の方が…」
「大丈夫、それに私に比べて力のある男の子の方がいいと思うし！」
「「(男の子…////)」」
何故か2匹は黙り込んだ。
「何？」
「「何でもない！」」
よく分からんがまあいいや。
「じゃあ、これから決定だね！」
また、ひとつちょっとした楽しみが増えた。
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伊達 光秀 - マンカスとタガーに好意を持たれているなんて...夢主ちゃんが心底羨ましい← (2018年12月17日 22時) (
レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
マリお - マンカス大っすきなんでうれしいです＾＾こうしてキャッツの夢小説に出会えるとはおもってなかったです。 (2014年11月8日 23時) (レス) id: 483dce1d76 (このIDを非表示/違反報告)
かななん(プロフ) - ねねこさん» 有難うございます☆こちらこそ、よろしくお願いします♪ (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - かななんさん» いえいえ！レスってところを押すと送りたい人のところに楽々送れますよ(o^^o)私は神奈川（静岡に近い方です）に住む高1です！これからも小説宜しくお願いします(*^_^*) (2014年8月1日 13時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
かななん - ねねこさん、返信遅くなってすみません汗 (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねねこ | 作成日時：2014年5月11日 2時
