第27話 ハプニングからの仲直り ページ32
「さっき尻餅ついたからだ…。」
お風呂に入っていると、お尻にあざが出来ていたのが分かった。
あーあ、どうやってギルバートさんに接すればいいのかな…。
そんなことを考えながら湯船につかる。
ふと上を見ると窓が開いていたので、閉めるために立ち上がった。
「おい！A大丈夫か！？」
誰だ？と思ったその時、開いていた窓から猫が顔を出した。
黒とオレンジの毛をした雄猫が、はあはあと息切れしている。
「もしかして…ギルバートさん？」
「ああ。大丈夫か？火事とかになってないか？」
「火事？あー！煙と湯気を間違えたのね！」
「えっ湯気？ごめん…ておまっ、ちょっ、その格好…！」
彼は顔を真っ赤にして背を向けた。
ふと自分を見ると何も着ていないことに気づき、勢いよく湯船につかった。
「今、…見たでしよ。」
「見てねぇよ。」
「いや、絶対見た！ガン見した！すけべ！変態！」
「これは事故だろ！」
人間の娘に攻撃し、あんなモン見ちまうし、煙と湯気間違えるし、女の裸見ちまうし、変態扱いされて今日はもう最悪だ。
…でも、明らかに俺と体つきが違った。
筋肉がついてきた俺の体と違う、膨らみのある胸、腰のくびれ、白い肌。
他の雌猫だって人間になればこんな体なのに、こんなに意識したのは初めてだ。
「…何しに来たんですか。」
「話がある。あの、俺、昔人間に家族を…」
「マンカスから聞いてますよ。ごめんなさい、私と同じ人間が貴方に辛い思いさせて…。」
謝って来たので少し驚いた。
「お前は何も悪くない。」
「でも、貴方に感情のままに攻撃した。ごめんなさい…。」
「いいんだ。俺もそうだったから…。あの、A…」
ごめんな。
1番言いたかった事がやっと言えた。
「俺は人間が嫌いだ。…でもお前は違う。猫のことを大切に思ってくれてるなら…少しは認めてやる。」
なんて都合がいいんだ、俺、最低だ。
ドキドキしながら彼女の答えを待った。
「…ふふふ。」
「何が可笑しいんだ！」
「いや、嬉しかったんです。仲直りしたみたいで…。」
恐る恐る振り返ると、Aがこっちを見て笑っていた。
急に恥ずかしくなり、彼女から視線を逸らした。
「あの、ギルバートさん」
「ギルって呼べ。それに敬語やめろ。」
「じゃあ…ギルさん。」
他の猫みたいに呼び捨てで呼べよ。
なんて思っていたら、彼女が突然口開いた。
「お友達になって…くれないかな？」
誰がならないんだよ、バーカ。
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伊達 光秀 - マンカスとタガーに好意を持たれているなんて...夢主ちゃんが心底羨ましい← (2018年12月17日 22時) (
レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
マリお - マンカス大っすきなんでうれしいです＾＾こうしてキャッツの夢小説に出会えるとはおもってなかったです。 (2014年11月8日 23時) (レス) id: 483dce1d76 (このIDを非表示/違反報告)
かななん(プロフ) - ねねこさん» 有難うございます☆こちらこそ、よろしくお願いします♪ (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - かななんさん» いえいえ！レスってところを押すと送りたい人のところに楽々送れますよ(o^^o)私は神奈川（静岡に近い方です）に住む高1です！これからも小説宜しくお願いします(*^_^*) (2014年8月1日 13時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
かななん - ねねこさん、返信遅くなってすみません汗 (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねねこ | 作成日時：2014年5月11日 2時
