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第3話 和解 ページ4

突然のことに俺は戸惑った。

「あれ」からうっかり気を失い、目を覚ますと目の前に人間の少女がいる。
更にその少女は俺の言っていることが分かるのだ。

猫はあまり人間を好いていない。
人間は突然猫を見捨て、突然殺したりもする。
俺はジェリクルキャッツなので、人間と友好関係を築き上げないといけないという使命が
あるのだが…

しかし、この娘はただ者じゃないようだ。
「俺が怖くないのか?人間に変身し、言葉を話すのに。」
「怖い?私が貴方を?むしろ信じられないよ!だってこんな魔法が使える猫初めてだもん!
 とっても素敵だと思う。」
「ありがとう。こんなに優しい人間に会ったのは初めてだ。」

俺は右手を差し伸べた。
すると彼女も右手を出し、握手をした。

しかし…

「わーーー!肉球めちゃくちゃぷにぷにしてるーーーーー!」
急に興奮しだしたため、俺はかなり驚いた。
「しかももふもふだし!イケメンだけどかわいいいい!」
すると少女は俺をぎゅーっと強く抱きしめた。
「お、おい!離せ!苦しいぞ!」
「あ、あっ!ごめんなさい。えへへ、私、猫大好きなんで…
 私、昔猫飼ってたの。もう死んじゃったけど…」

どうやらこの娘は俺達猫を愛してくれているようだ。感謝だ。

俺が微笑むと、Aはにこっと女の子らしく笑った。


…どき。


?なんだ?今のは…

「とりあえず、俺は用事がある。もう行かなくては。またどこかで会おう。」
「はい!また遊びに来て!」


俺は少女に別れを告げ、「あの人」のもとへ向かった。

俺は自然にこう思っていた。
「もう1度、Aに会いたい…」

第4話 雨の日の出来事→←第2話 ジェリクルキャッツ マンカストラップ



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伊達 光秀 - マンカスとタガーに好意を持たれているなんて...夢主ちゃんが心底羨ましい← (2018年12月17日 22時) (レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
マリお - マンカス大っすきなんでうれしいです^^こうしてキャッツの夢小説に出会えるとはおもってなかったです。 (2014年11月8日 23時) (レス) id: 483dce1d76 (このIDを非表示/違反報告)
かななん(プロフ) - ねねこさん» 有難うございます☆こちらこそ、よろしくお願いします♪ (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - かななんさん» いえいえ!レスってところを押すと送りたい人のところに楽々送れますよ(o^^o)私は神奈川(静岡に近い方です)に住む高1です!これからも小説宜しくお願いします(*^_^*) (2014年8月1日 13時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
かななん - ねねこさん、返信遅くなってすみません汗 (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねねこ | 作成日時:2014年5月11日 2時

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