第22話 リーダー誕生秘話 ページ26
「あ、あの、貴方がサブリーダーのランパスキャットさん？」
「ああ。お前さんはAであっているか？マンカスが世話になったな。話は聞いている。」
彼がかつて「喧嘩猫」と呼ばれていた猫？
なんか落ち着いた雰囲気なのになぁ…。
「昨日はありがとうございました。助かりました！」
「ああ、礼は要らないよ。普通にランパスで構わない。敬語もあまり好いてないからな。」
「あっ、はいっ、じゃなかった…。」
はははとランパスは軽く笑った。
「少し変わってるだろう。俺はマンカスよりも年上なのにリーダーじゃないから。」
「えっ！？そんな事無いよ！何か理由でもあるの？」
ランパスは微笑むと前を向いて話してくれた。
「ジェリクルキャッツは年に一度、青白い満月の夜中に行われる舞踏会に参加するんだ。
そして夜明けの時に1番素晴らしいジェリクルが天上に昇り、再生する力を手に入れることが出来るんだ。
2年前の話だが、今まで俺達を支えてきたリーダーが天上に昇ったんだ。その時、彼はこう言ったんだ。
「マンカス、これからはお前が皆をまとめろ。
そしてランパス、こいつを頼むぜ。」
多分、俺は若い頃やんちゃしてたからマンカスの方が安心感があったんだろう。でもあいつは最初、俺がやるべきだって自信が無いのか散々言ってた。」
「それでどうしたの？」
「俺はあいつを叱ったよ。あのリーダーがお前を信じて選んだのに期待裏切ってどうするんだよ！ずっと背中見てきたんじゃなかったのか！ってな。」
そんなことがあったのか…。
「2年たってまだ駄目なところはあるけど最初の頃と比べると男らしくなったよあいつ。俺もあいつをサポートしなきゃいけないけど負けてられないな。」
「そう言えばジェミマがランパスのことかっこいいって褒めてたよ。良かったね！」
「ジェミマが？ははは、あいつらしいよ。
俺はあいつが幼い頃から見ているからな。妹的存在だよ。彼女も俺のことを兄のように慕ってくれる。時々振り回されて疲れるが本当にいい子だよ。」
いいなぁ、なんか家族みたいだなぁ…。
「おっと、そろそろ仕事の時間だ。すまないA、今日は話が出来てよかったよ。また会おう。」
「はい！また会いましょう！」
ランパスは微笑むと向こうへ走っていった。
ん？
ぽつ…ぽつ…
すると急にザーーーッと雨が降ってきた。
夕立だ！
今から家まで走っても濡れるので、私はとにかく近くの屋根の下で雨宿りすることにした。
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伊達 光秀 - マンカスとタガーに好意を持たれているなんて...夢主ちゃんが心底羨ましい← (2018年12月17日 22時) (
レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
マリお - マンカス大っすきなんでうれしいです＾＾こうしてキャッツの夢小説に出会えるとはおもってなかったです。 (2014年11月8日 23時) (レス) id: 483dce1d76 (このIDを非表示/違反報告)
かななん(プロフ) - ねねこさん» 有難うございます☆こちらこそ、よろしくお願いします♪ (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - かななんさん» いえいえ！レスってところを押すと送りたい人のところに楽々送れますよ(o^^o)私は神奈川（静岡に近い方です）に住む高1です！これからも小説宜しくお願いします(*^_^*) (2014年8月1日 13時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
かななん - ねねこさん、返信遅くなってすみません汗 (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねねこ | 作成日時：2014年5月11日 2時
