第20話 天邪鬼との接し方 ページ24
ある日の事、いつものように住処を出てAは来ていないかとトンネル近くで待っていた。
「あれ、タガー何してるの?」
「よーミスト、A来てねえか?」
「あー!Aならさっきマンカスと2人で向こうに行ったけど?」
…2人で、向こうに?
「なんだとぉぉぉぉぉ!」
「うるさい!そんなに驚ろ…、あっ!」
俺は猛スピードで走り抜ける。
なんだよあのヤロー駆け抜けしやがって!
あちこち探しているとあいつの声がした。
「あの、マンカスに話があるの…。」
「…何だ?」
見つけた!
俺は壁に隠れて盗聴する。
それにしても何かぎこちない。
まさか、告白とかじゃ…。
そんな心配とは別にこんな言葉が出てきた。
「タガーとどう接すればいいかわからなくて…」
「ああ、あいつは天邪鬼て捻くれ者だからなややこしい奴だ。」
おい、俺がいないからって…まぁここにいるけど。
「ああいう人、いや、猫?初めてで…。嫌いじゃないんだよ。向こうは明るく接してくれるのにこっちはぎこちなくなって申し訳ないよ。」
少しだけどきっとした。
そんな風に考えてくれてたのか…。
「普通に接すればいいよ。特別なことはしなくて大丈夫だ。あいつはああ見えて根はいい奴だからな。」
マンカスもそんな風に俺を見てたのか…。
俺はいい幼馴染を持ったよ。
「まぁ、時々すけべな事をする奴だから何か手を出されたら俺のもとへ来い。」
「そうか!わかったよ!」
前言撤回。
何がすけべな奴だとこのヤロー!
Aも素直にわかったとか言うなよ!
まぁ2人が考えていたことがわかったからいいか。
そして3日後
「どうだタガー、進歩は見られたか?」
「まーな!A、この前俺のとこに来ていろいろ話してくれたぜ!リーダーって怒ると少し怖いねーなんて言ってたっけな〜」
「なっ…そうなのか?」
はは、こいつショック受けてやがる。
「おーい!2人ともー!ジェリロとタントがおやつ作ってくれたから来てよー!」
「「おう、/ああ、今行く!」」
俺は天邪鬼だが、Aの前だと素直になれる気がする。
やっぱお前、あいつにそっくりだよ。
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伊達 光秀 - マンカスとタガーに好意を持たれているなんて...夢主ちゃんが心底羨ましい← (2018年12月17日 22時) (レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
マリお - マンカス大っすきなんでうれしいです^^こうしてキャッツの夢小説に出会えるとはおもってなかったです。 (2014年11月8日 23時) (レス) id: 483dce1d76 (このIDを非表示/違反報告)
かななん(プロフ) - ねねこさん» 有難うございます☆こちらこそ、よろしくお願いします♪ (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - かななんさん» いえいえ!レスってところを押すと送りたい人のところに楽々送れますよ(o^^o)私は神奈川(静岡に近い方です)に住む高1です!これからも小説宜しくお願いします(*^_^*) (2014年8月1日 13時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
かななん - ねねこさん、返信遅くなってすみません汗 (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねねこ | 作成日時:2014年5月11日 2時