第12話 ネックレスがない ページ14
私が京都から帰って3日後のことだった。
「…ない。」
見つからないのだ。
数年前に亡くなった母が大事にしていたネックレスが。
あちこちの引き出しをばんばん開けて探してもない。
でもどうして？なぜ急になくなった!?
「はあ…」
「Aどうしたの？具合でも悪いのかい？」
「あ、ミスト。実は私が大事にしているネックレスが見つからなくて…。
おかしいんだよね。いつもアクセサリー入れに入れてたんだけどさ。」
「それは大変だね。でも、突然なくなるなんて…」
ミストはしばらく考え込んで、こういった。
「もしやあいつらか…？」
？「あいつら」？
一体誰なんだろ、もしや…ジェリクル？
そして放課後。
ミストが言っていた「あいつら」が気になって、ごみ捨て場に向かうことにした。
でも、その人…いや、その猫、いるのだろうか。
「あら！Aじゃない！久しぶりね！」
「ジェリロ！今からごみ捨て場に行くところ？」
「そうよ。私と一緒に行く？」
「はい！」
トンネルをくぐった時、普通にするっと抜けることが出来た。
誰かが大きくしてくれたのかな？とりあえず感謝だ。
「あ、ジェリロお姉ちゃん！おかえりなさい！」
「バブ、いい子にしてた？」
「うん！あっ、Aお姉ちゃんだ！」
「バブ元気にしてた？ミストどこにいるか知ってる?」
私がバブの頭を撫でてそう言うと、彼女はあっちだよと指をさしてくれた。
3人でミストのもとに向かうと、こんな怒号が聞こえてきた。
「まったく、何回怒られれば気が済むんだ馬鹿野郎!いくらなんでも俺達が見てなければ
いいって思ったのか!!」
突然の怒鳴り声に私とバブは「ひいっ」ととび跳ねた。
「あらら、あの二匹またやったのね。マンカスは怒ると怖〜いのに。」
「？ジェリロ知ってるの?」
「マンゴお兄ちゃんとランぺお姉ちゃんだよね！」
バブが少し得意げに話してくれた。
「お兄ちゃん達は泥棒遊びが大好きでね、よく人間さんのお家に入っていろいろなもの
盗んでるの。バブもやりたいって言ったら危ないから駄目って言われちゃった…」
「こら！泥棒はいけないことよ！」
「はあい…」
ジェリロに軽く怒られたバブ。
お説教現場を見つけたのでしばらく3人でそれを見ていた。
「まったく、お前達はいつもいつも……」
「マンカス、怒ると怖いね…」
「そうよ、みんな恐れてるのに。でもあの2匹はいっつも怒らせるのよ。」
リーダーも大変だなあ…(汗)
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伊達 光秀 - マンカスとタガーに好意を持たれているなんて...夢主ちゃんが心底羨ましい← (2018年12月17日 22時) (
レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
マリお - マンカス大っすきなんでうれしいです＾＾こうしてキャッツの夢小説に出会えるとはおもってなかったです。 (2014年11月8日 23時) (レス) id: 483dce1d76 (このIDを非表示/違反報告)
かななん(プロフ) - ねねこさん» 有難うございます☆こちらこそ、よろしくお願いします♪ (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - かななんさん» いえいえ！レスってところを押すと送りたい人のところに楽々送れますよ(o^^o)私は神奈川（静岡に近い方です）に住む高1です！これからも小説宜しくお願いします(*^_^*) (2014年8月1日 13時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
かななん - ねねこさん、返信遅くなってすみません汗 (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねねこ | 作成日時：2014年5月11日 2時
