第10話 男2匹の夜 前編 ページ12
第9話と同じ夜のこと
俺はすべての仕事を終わらせ、一人で休んでいた。
「はあ…」
最近、ふと気がつくとAのことばかり考えている。
一体どうしたんだ俺は…
「よう。お前何してるんだ？」
幼馴染のタガ―がやってきた。
「何って…。休んでるんだ。」
「リーダーは大変だな〜。」
「一日中あちこちぶらぶらしているお前とは違うからな。」
そう言うとしばらく二人で星空を眺めていた。
するとタガ―はこんなことを口にした。
「なあ、お前Aのことどう思ってんの？」
「どうって…俺は彼女に感謝している。あのまま俺は死んでいたかもしれないからな。
Aは命の恩人だ。いつか恩返しをしなくては…」
「恩返しって、何すんだよ？」
「そうだな、もしAが危険な状態になったら俺が助ける…とかかな。」
「ふうん…」
俺は一つ気になっていることがあったので聞いてみた。
「そういえばお前、この前Aと2人で何してたんだ？声でわかったんだ。お前のこと
だから手を出してないか心配でな…。」
「いや、トンネルから抜けられなくなってたの助けただけだぜ。」
トンネル。それは俺達がこの隠れ家にいくための出入り口だ。
しかしそんなに小さくないはずだ。Aは細くて華奢だし…。
「しかしなぜ抜けられなかったんだ?そこまでトンネルは小さくないぞ。」
「ああ。乳房がでかいからひっかかったんだよ。邪魔みたいでよ。助けた後に揉んでみたら
結構あってびっくりした。」
!!!!!?
「もっ、揉んだ!?お前なんて破廉恥なことしてるんだ！しかもへらへらと言いやがって！」
「お前どうした？すげえ熱入ってんな。」
「当たり前だ！それで、Aはどうしたんだ。」
「俺のことビンタしやがった。褒めたのによ…」
「はたかれて当然だ。それに何を褒めたんだ。」
「乳房がでかいこと。お前もそう思うだろ？」
俺はAに初めて会った時、ぎゅうと抱きしめられたのを思い出した。
その時俺の体にあたっていた膨らみ…ってまさか……///
「おい、お前、顔真っ赤だぞ。やらしーこと考えてたな！」
「!!違う！俺はお前のような変態じゃないぞ！////」
身体中が熱くなる。なんなんだ一体!
「ずいぶんAのこと意識してんな。可愛いなあ〜」
「やめろ、俺をからかうな！」
ははは、と笑った後で、タガ―は急に真剣な顔つきになった。
「なあ…お前いい加減自覚しろよ。」
「？何をだ？」
「マンカス、Aが好きなんだろ？」
第11話 男2匹の夜 後編→←第9話 鉄道猫スキンブルシャンクス
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 29人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
伊達 光秀 - マンカスとタガーに好意を持たれているなんて...夢主ちゃんが心底羨ましい← (2018年12月17日 22時) (
レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
マリお - マンカス大っすきなんでうれしいです＾＾こうしてキャッツの夢小説に出会えるとはおもってなかったです。 (2014年11月8日 23時) (レス) id: 483dce1d76 (このIDを非表示/違反報告)
かななん(プロフ) - ねねこさん» 有難うございます☆こちらこそ、よろしくお願いします♪ (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - かななんさん» いえいえ！レスってところを押すと送りたい人のところに楽々送れますよ(o^^o)私は神奈川（静岡に近い方です）に住む高1です！これからも小説宜しくお願いします(*^_^*) (2014年8月1日 13時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
かななん - ねねこさん、返信遅くなってすみません汗 (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねねこ | 作成日時：2014年5月11日 2時
