第9話 鉄道猫スキンブルシャンクス ページ11
この子が例のジェリクルと話せる女の子か…
この前、マンカスに会った時に話は聞いていた。
少女の話をしていた時の彼の夢を見ているかの表情は忘れられなかった。
一部の猫の間ではマンカスがその少女に惚れたのでは、という噂もある。
「やはりそうか、君はAだね。一度会ってみたかったよ。」
「スキンブルがジェリクルだったなんて…なんか嬉しいなあ。」
「嬉しい？怖くないのかい？猫が変身して、おしゃべりするんだよ。」
「そんな！むしろそんな才能があるなんて素晴らしいと思う。」
優しい女の子だなあ…
「僕は昔、田舎の駅で飼われていたんだ。でもジェリクルであることがばれて不気味
がられて捨てられたんだ。でも今の駅長さんがさまよっていた僕を拾ってくれた。
それ以降、僕は今日まで一度も人間に変身しなかったよ。」
「変身したところを見られたの？」
「ああ。」
僕は正直、自分がジェリクルであることに自信を持てずにいた。
なんで僕はジェリクルに生まれてきたのだろう、と何度も思った。
「きっとたくさんの猫さんがあなたに憧れているよ。」
「えっ？」
Aの口からそんな言葉が出てきた。
「きっとジェリクルの能力を持っていない猫にとって貴方は憧れの存在だと思う。
こんなことなかなかないんだから、自分の才能に誇りを持って!」
そう言うとぎゅっと僕の手を握り、星のように輝く瞳で僕を見つめた。
「…ごめんなさい。なんか上から目線で…」
「ありがとう。」
「…えっ？」
少し気持ちが楽になった気がした。僕はにこっと彼女に笑ってみせた。
「それより早く寝ないと明日起きられないよ。」
「そうだね。おやすみ、スキンブル。」
「おやすみ。いい夢を見て。」
僕がそう言うと、Aは優しい笑顔を見せて車内に戻って行った。
その時、心の中がざわついて落ち着きが無い感じになった。
身体中が、ほんのり熱い。
？何なんだ？今のは…
僕は猫の姿に戻り、熱冷ましにしばらく星空を眺めていた。
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伊達 光秀 - マンカスとタガーに好意を持たれているなんて...夢主ちゃんが心底羨ましい← (2018年12月17日 22時) (
レス) id: 9cccb0eb3e (このIDを非表示/違反報告)
マリお - マンカス大っすきなんでうれしいです＾＾こうしてキャッツの夢小説に出会えるとはおもってなかったです。 (2014年11月8日 23時) (レス) id: 483dce1d76 (このIDを非表示/違反報告)
かななん(プロフ) - ねねこさん» 有難うございます☆こちらこそ、よろしくお願いします♪ (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
ねねこ(プロフ) - かななんさん» いえいえ！レスってところを押すと送りたい人のところに楽々送れますよ(o^^o)私は神奈川（静岡に近い方です）に住む高1です！これからも小説宜しくお願いします(*^_^*) (2014年8月1日 13時) (レス) id: 14bda2dd5b (このIDを非表示/違反報告)
かななん - ねねこさん、返信遅くなってすみません汗 (2014年8月1日 13時) (レス) id: 6b33507c4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねねこ | 作成日時：2014年5月11日 2時
