じゅうはち ページ18
横を見ると何故かメンバーみんなも寝ていて、
私に絡みつく友哉の腕と、千葉ちゃんの脚を
そっと避けて、抜け出す。
『……終わったんだ』
そう小声で呟いて、時計を見ると
もう11時と指していた。
昼ご飯の用意をしようと冷蔵庫を開ける。
明らかに人数分が足りない。
『はぁ、買いに行くか』
そう息を吐くと、こやさんが静かに目を覚ました。
小柳「…ん、おはよ」
『あ、ちょうどいいやこやさん。
車出してよ、昼ご飯なにがいい?』
んー、と悩んで出した結論は、
小柳「カレー食いたい」
『やっぱり…?』
そーっと支度を済ませて、こやさんと
靴まみれの玄関をでる。
一緒にカレーの具を買って、ダッシュで
家に帰った。
中村「…どこ行ってたんだよ」
小柳「あー、駆け落ちしてた」
こやさんの冗談に吹き出して、
『違うよ。カレーの具買いに行ってただけ』
そう言って袋をこやさんに押し付けてみせた。
友哉は笑ってから、じゃあ早く作ってよ
と言った。
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作者名:あおいくん。@中村くんがすき。 | 作成日時:2018年3月23日 19時