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弱い俺と強い俺 ページ10
雪成side
雪成「俺は強いんだ！！真波が怖いなんてそんなことあるはずない！！！」
A「ユキ」
雪成「っ……！」
A「私はユキのお姉ちゃんなんだよ。
ユキと同じように私はユキのことよく知ってる。だから分かる。
貴方は今までどっちが強いかなんて聞いたことなかった」
雪成「……」
A「それだけ不安なんだね、ユキ。
でも………不安を抱えれば抱えるほど彼には勝てないよ」
雪成「！！」
A「彼には万全のコンディションで挑まないと絶対に勝てない。
彼、真波君は練習ではそれほど飛び抜けて強い訳じゃない。
でも、それでもユキが不安を感じるほど何か秘めてるものがある。
だからさ……私のためとかじゃなくて自分のために走ってよ、ユキ」
雪成「姉さん……ああ、絶対勝って見せるよ」
A「ふふ、応援するよ。ユキの姉としてね」
そして姉さんは俺の頭を撫でた。
雪成「お、おい！姉さん！」
「ふふ、顔赤いよ」
雪成「赤くねぇよ！」
俺のそんな言葉に姉さんは少し笑って、部室に戻っていった。
姉さん……
絶対勝つから、見ててくれ………
必ず俺が姉さんをインハイに連れていってやるから……！！
終わり←不安で苦手
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作者名：スガ | 作成日時：2020年1月18日 1時
