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先輩の弟と俺 ページ6
真波side
真波「……いいんですか？俺のことも応援して」
A「どうして？」
真波「だって…ただの後輩と実の弟じゃないですか」
ただの後輩……自分で言ってて少しだけ胸が痛んだ。
先輩は俺のことはそういうふうにしか思ってないことなんて分かってるのになぁ……
A「実の弟とかそんなの関係ないよ。部活では2人共可愛い後輩だもの」
真波「……でも、最後じゃないですか。Aさんにとっては…」
そう、最後……最後なんだ。
Aさんは３年だから………
高校最後のインハイなんだ。
A「分かってるよ。でも強い子が選ばれる……それは変わらないでしょう？」
真波「！そうですね…」
A「それに…あの子も私がそう言うって思ってるはずだもの。だから…応援してるね」
真波「……はい！」
いいんですかなんて聞いても意味がないことは分かってた。
Aさんならそう言うと思ってたから……
まあ、元々遠慮する気は無かったけど。
何て言ったってAさん達にとっては最後のインハイだ。
だから俺は……Aさんとインハイに行きたい。
そして……戦いたい。
強い人達と………戦いたいんだ。
もちろん、坂道君とも…………
だから………
絶対勝ちますよ、黒田さん！
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作者名：スガ | 作成日時：2020年1月18日 1時
