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優しい先輩 ページ3

真波side


真波「先輩ー!」(ドーン!

A「わあ!?真波くっ…!」


今日も俺はAさんに抱きつく。

これがいつもの日常だ。


荒北「オイ、真波ィ!危ねぇだろ!」

新開「ヒュウ!真波、おめさんは大胆だな」

東堂「まったく…Aが好きなのは良いが、程々が肝心だぞ!」


いつも先輩の隣に居る東堂さん達は最初は驚いていたものの、今では見慣れた光景のため軽く流していた。


A「いたた……もう、真波君!危ないでしょ!真波君が怪我したらどうするの!」

真波「あはは…すいませーん、Aさん」


先輩はいつも自分の心配じゃなくて、俺の心配をしてくれる。

そんな優しい先輩だ。


真波「Aさん、好きですよ〜」

A「はいはい、ありがとう。私も好きだよ〜」


そう言って先輩はいつも通り軽く流した。

先輩のことだ。

きっと冗談だと思っているのだろう。


真波「うーん……」(苦笑

荒北「……Aチャンってホント罪な女だネェ」

A「へ?」

東堂「それより、A。行かなくていいのか?」

新開「呼ばれてるんだろ?」

A「あ!そうだった!ごめん、行ってくるね!」

東堂「部活が始まるまでには戻ってこいよ」

A「うん!」

真波「部活遅れないでくださいね〜」

A「真波君もね〜」


そしてAさんは走ってどこかに行ってしまった。


真波「告白…ですか」

東堂「だろうな」

新開「確か同じクラスのイケメン君だろ?」

荒北「さすがAチャンだよなァ」

東堂「早く言わないと誰かにとられるぞ、真波」

真波「そのつもりなんですけどね〜」

彼氏という嘘→←プロローグ



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作者名:スガ | 作成日時:2020年1月18日 1時

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