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THside
キーンコーンカーンコーン
昼休みの始まりを告げるチャイム
グクは寝ていたのだろうか
飛び起きていた
笑顔のあふれるいつもの教室
そこに
ガチャッ
勢いよくドアを開けてユキが教室に入ってきた
うるさかった教室は
嘘みたいに静かになる
ユキの顔は凛々しかった
クラス中の視線の先にはユキがいる。
俺とグクはとっさに俯いてしまった
お別れの時間はもう、
すぐそこまできているのだと悟ったから
SR「あら、どうしたの?ユキっ♪
そんな怖い顔しちゃって〜笑」
サラはユキにいつも通りのように振る舞う
そして、
ユキは意を決したようにこう言った
「サラ、私ね。あなたに色々なことされて分かったの
私、グクとテヒョンのことが好き
心の底から大好き って
だから
グクとテヒョンに嫌われるのは本当に辛いし本当に悲しい
最初は死にたくなるほど辛かった
生まれて初めてグクとテヒョンがそばにいなくなって
2人がいなかったら私、何にもできないんだなって思った。
でもね、もっと私が苦しいことは
グクとテヒョンが苦しむ姿を見ることなんだと思う
だからサラ、
あなたは2人を裏切らないで
あなたは2人に嫌われない、素敵な人になって
グク、テヒョン
私、2人のこと大好きだよ?
ずっと一緒にいたいよ?
でも2人が私のこと嫌いならば
消えて欲しいと願うのなら
私は2人とは関わらない、
2人の前から姿を消す
でも死んだりなんかはしない
私はもうそんなに弱いやつなんかじゃない
私はグクとテヒョンがいなくたって生きて行く
2人がいなくたって私はもう大丈夫
だからさ、
最後に言わせくれる?
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ゆずき(プロフ) - 本当に最高でした。 (2022年7月23日 21時) (レス) id: 2a9ae59ee6 (このIDを非表示/違反報告)
くる(プロフ) - 久しぶりにめっちゃ泣きました 続きが見ていたいです! (2020年6月2日 9時) (レス) id: 26ef12c15f (このIDを非表示/違反報告)
YGfamily_Kokoro - 生きている限り必ずしも終わりは訪れるもの、でもそれがいつ来るか何て誰にも分からないこそ今を精一杯に生きて人生の終わりに“幸せだった”と思えるように私もこれからの人生を生きていきたいと思いました。素晴らしい作品をありがとうございました! (2019年2月20日 0時) (レス) id: 5a0264ec65 (このIDを非表示/違反報告)
YGfamily_Kokoro - いつも通りな日こそ幸せなことはないということ、当たり前な日々が永遠に続くとは限らないからこそ今を大切に生きていかなければいけないということを学ぶことができた作品でした。 (2019年2月20日 0時) (レス) id: 5a0264ec65 (このIDを非表示/違反報告)
cooky - 最初、涙目になりながら前編を読んでいて後編をみて、まだ半分しかみてなかったのに号泣しました。 本当に、素晴らしい作品でした(T∀T) (2019年2月12日 19時) (レス) id: 13ad5ea90e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マリー | 作成日時:2017年10月20日 20時