すとんずがーるは森本担。 (ページ8)

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08 あれれご機嫌斜めかな？ページ8

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「しんたろおはよおお！！」

森「…はよ」

いつも以上にそっけない返事は、これは大事件だと悟ってしまえた。

なになに！？何に怒っているのあなたは！！

とりあえず樹にそそくさと寄って聞いてみる。ていうか、樹最近遅刻しないな。

「ね、慎太郎なんか顔死んでるけど平気なのあれ」

樹「いやどうみても平気じゃねえだろ……」

もう生気が吸い取られているような顔。

見てられないわお母さん。

ジェ「A、謝ってきなよ～」

「は？なんで私。」

ジェシーにそう言われて、振り返ってみると、ジェシーは高地に頭をしばかれている最中。

？と言いたげな表情で止まってみると、高地が「なんでもない」といった。

いや、その様子は絶対あるよ。

たろちゃんったら機嫌悪いの。

『A、謝ってきなよ～』、その言葉に私の頭がひらめいてしまう。

「…私が原因……だと…！？」

なんだと…！？そんな事実があってたまるものか…！！

試しに北斗を呼ぶ。

北「なに」

「たろにおはようって言ってきて」

北「は？」

「いいから！」

北斗がイヤイヤにたろちゃんによって、おはようと声をかける。

たろちゃんは快い笑顔で、おはよ！と返した。

なんだと…………！？

もうこれ、私が原因決定じゃない。

でもどうして、何したの私…！！

袖できょもが爆笑しているけど気にしない。いやいや、この状況でどうして笑える！？

もう一度、最終確認として話しかけてみる。

「たろちゃん！！？おはよう！！」

森「…はよ」

「いや明らか私だよね！！？」

もういっそのこと本人に聞いちゃう？もうそうしようか。

「ねーなんで怒ってんの？」

森「怒ってねえし」

「いや怒ってんじゃん！早く言って、謝るから」

森「…言ったら笑うじゃん」

「笑わない。神に誓う」

森「ほんと？」

「ほんと！！」

そう決意の固まった瞳でいうと、彼はため息をついた。

は？かっこいい。

口を開く森ちゃん。

どんなことか、ちょっと嫌なドキドキがなる。

森「…阿部ちゃん先生で、阿部ちゃんにめっちゃ好きって言ってた」

「で？」

森「…っ、それだけだし！」

顔を赤くするもりちゃん。

可愛いんだけど。

嫉妬ですか？はいかわいい。

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