＊70＊ ページ30
─和side─
ほんと、さっきのAの顔見たときは
めちゃくちゃ焦った。
何も考えずに
ただ言葉を発してしまうことは
極力気をつけよう。
あんな悲しそうな怯えた顔を
誕生日なのにさせちゃってさ、
俺ってなんなんだよ…。
そんなことしちゃったから、
このあとのお祝いは
盛大にやらなきゃね。
和「こちらへどうぞ、お姫様」
玄関の鍵をあけて扉を開き、
Aを中へ入れた。
「あれ？
和…部屋、少し綺麗になった？」
部屋をキョロキョロと見回し、
俺のお姫様がそう言った。
和「わかる？
棚とかも整頓して綺麗にしたの」
Aに看病されたあの時から
部屋を綺麗にするよう努力してきた。
すぐにそれを気付いてくれるAが
やっぱ好き。
和「はいはい、そこ座って。
なに台所行こうとしてるの。
今日はAの誕生日なんだから
何もしなくていいの」
無理やりAから鞄を奪い、
椅子に座らせた。
「けど私も手伝う…」
和「いいから、言うこと聞け」
頭を掴み、
おでことおでこをくっつけながら
そう呟くと
可愛らしいお姫様は
一瞬にして静かになった。
素直なお姫様。
和「帰ってから夕飯作ろうとすると
遅くなっちゃうから、
先に作っておいたんだ」
朝に作っておいた料理を
冷蔵庫から取り出す。
和「結構美味そうにできたんだよ」
Aの方に向けてチラッと見せると
Aは目を輝かせて立ち上がった。
…でも、さっき俺が
何もしなくていいって言ったのが、
動いてもダメだと思っているようで
眉を下げて
すぐに静かに座り直した。
言われた通りに
テーブルの前にちょこんと座るA。
なんでそんな可愛いかな。
ちゅーを我慢できるのは
いつまでかな…。
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愛美(プロフ) - もえさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(*^^*)リクエスト承りました!!part3の方で書かせていただきますね(｀・ω・) (2014年10月25日 22時) (
レス) id: eadebd35f8 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - こういう甘いお話大好きです!ハロウィンとかでにのちゃんが彼女に仮装とかさせて、いちゃいちゃしてるのとか読みたいです！(笑)これからも頑張ってください！！ (2014年10月24日 22時) (レス) id: 0765a5ce20 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - ラブラブしててむっちゃいいです〜、こういうお話求めてます笑 (2014年9月27日 23時) (レス) id: c1bed65dae (このIDを非表示/違反報告)
七海 - めっちゃキュンキュンします\(//∇//)\やばいですね。心臓壊れますね笑！！こうゆうのが読みたかったんですよ〜っっ！！ (2014年7月14日 22時) (レス) id: 280270f3b5 (このIDを非表示/違反報告)
のにぃ - はじめまして。ニノ中心の面白い作品が見れて嬉しいです！ニノの言葉1つ1つなどがニノそのもので作品の世界に入りこんじゃいます（＾＿＾）続きも楽しみにしています！ (2014年5月29日 0時) (レス) id: 248f85b7ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛美 | 作成日時：2014年4月11日 16時
