★59★ ページ18
赤い点数缶が
何列にもぎっしりと積まれてやって来た。
きっと、きっと大丈夫だよ。
そう願うものの、
プラスワンゲストの方も
松本さんも
強くボールを蹴ったが
どちらも缶に当たらず、
全ての缶が積まれた状態で
和の番となった。
…この数の缶を
一人で全部倒すのは正直難しい。
しかしこれを全て倒せば
嵐チームの勝利となるはず。
和の、あの真剣な目が浮かぶ。
私のために
かっこいいところを見せようと
勝利をしようと
頑張る和の姿。
そんなあなたが
私の胸を高鳴らせる。
和、ここまであんなに決めてきたんだもん。
大丈夫。
きっと。
きっと。
…ううん、ちがう。
和「絶対、大丈夫！」
和は叫んだ。
私が心の中で唱えたのと同時に。
そうして
和は思い切り足を振り、
ボールを強く蹴った。
ボールは速いスピードで
ターゲットに向かっていった。
だけどなんだかスローモーションに見える。
ボールはターゲットを逃さず
缶にしっかり当たった。
どんどん崩れていく
缶の山。
このまま、
このまま全部っ…。
和も目を見開き
ターゲットを見つめている。
そして
最後の一缶が倒れた。
缶は
全て倒れた。
拍手と歓声でいっぱいになる会場。
和「っしゃあああああ！！！」
和も喜びの声をあげた。
和…
和…。
やっぱりあなたは
かっこいいよ。
どこの誰よりも
あなたはいちばんかっこいい。
あなたは
私のいちばんだよ。
和は振り返り、みんなに向けて
手を上げ、親指だけを立てた。
清々しそうな顔。
すると、私の視線と
和の視線が絡む。
和は私の目を見ながら
更に手を高く上げた。
私はめいいっぱいの笑顔で
拍手を送った。
おめでとう、
ありがとう、
って
そう伝わるように。
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愛美(プロフ) - もえさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(*^^*)リクエスト承りました!!part3の方で書かせていただきますね(｀・ω・) (2014年10月25日 22時) (
レス) id: eadebd35f8 (このIDを非表示/違反報告)
もえ(プロフ) - こういう甘いお話大好きです!ハロウィンとかでにのちゃんが彼女に仮装とかさせて、いちゃいちゃしてるのとか読みたいです！(笑)これからも頑張ってください！！ (2014年10月24日 22時) (レス) id: 0765a5ce20 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - ラブラブしててむっちゃいいです〜、こういうお話求めてます笑 (2014年9月27日 23時) (レス) id: c1bed65dae (このIDを非表示/違反報告)
七海 - めっちゃキュンキュンします\(//∇//)\やばいですね。心臓壊れますね笑！！こうゆうのが読みたかったんですよ〜っっ！！ (2014年7月14日 22時) (レス) id: 280270f3b5 (このIDを非表示/違反報告)
のにぃ - はじめまして。ニノ中心の面白い作品が見れて嬉しいです！ニノの言葉1つ1つなどがニノそのもので作品の世界に入りこんじゃいます（＾＿＾）続きも楽しみにしています！ (2014年5月29日 0時) (レス) id: 248f85b7ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛美 | 作成日時：2014年4月11日 16時
