運命20 ページ24
「中に入れさせて貰えやせんかね？」
針さんがそう言うと男性は明らかに嫌そうな顔をした。
「無理なら此処で話をしやしょう。あんたが昔やった事を此処で言う事になりやすが…」
「…分かりました。どうぞ入って下さい。」
よほどこの場所で喋られたくないのか男性はあんなにも嫌そうだった家の中へと案内した。
「どうぞお座り下さい。」
「お気遣いなく。」
廻さんは極度の潔癖症だと聞いた事がある。
そのせいなのかソファーには座らず入り口付近に立った。
代わりに針さんと私が男性と向かい合う様にして座る。
男性の娘は男性の隣に座った。
「奥さんは何処に？」
「今は友達と旅行中で此処には居ません。」
「そうですか…じゃあ早速本題に入りやしょうか。」
針さんのその言葉で少しばかり緊張が走る。
そして次の瞬間、針さんの口から発せられた言葉に私は耳を疑った。
「今私の隣に座っているのが昔、あんたがある施設から誘拐してきたAです。」
誘拐？私が誘拐された？
私の頭は誘拐という単語で埋めつくされた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 30人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
刹鬼(プロフ) - 雪羅さん» 全然未熟ですよ、自分は。雪羅さんの方が凄いですよ？自分の場合…辻褄が合ってなくない？みたいな、日本語可笑しくない？みたいな… (2019年6月24日 16時) (携帯から) (
レス) id: 363b2bec95 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - ストーリーが…なんか、こう…すごいんですよ。うん。(語彙力皆無)私はそんなの思いつかんので。 (2019年6月24日 14時) (レス) id: 48a3f9ea31 (このIDを非表示/違反報告)
刹鬼(プロフ) - 雪羅さん» 雪羅さんにそう言われたクロノさんはきっと喜ぶとおもいますよ(？)自分だったら喜びますね、絶対。(誰もそんな事聞いてない) (2019年6月13日 18時) (携帯から) (レス) id: 363b2bec95 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅(プロフ) - クロノさん優しくて好き… (2019年6月13日 9時) (レス) id: 48a3f9ea31 (このIDを非表示/違反報告)
刹鬼(プロフ) - 雪羅さん» 毎回コメント有り難う御座います…！そろそろ過去編が終了する予定(多分)ですので、宜しくお願いしますm(__)m (2019年6月4日 18時) (携帯から) (レス) id: 363b2bec95 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：刹鬼 | 作成日時：2019年4月16日 21時
