【魔主役】変人チートお嬢様には敵わない No.2 (ページ10)

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「えー、何をしていたいですか？」

(………何をしていたいですか⁉)

何やってもいいのだろうかと思いながら先生に質問した。

『いや～多分、飛行試験受けれない生徒なんていなかっただろうから…。』

気まずい空気が流れる。

『えっと、まあ他の生徒の飛んでる姿みてみたいし先生のとこいていいですか？』
「…はい。」

謎の間があり不安にはなったが、警戒されたいるだけで避けられたいるわけではなさそうだった。

…
ダイリは体を動かすことが苦手だ。
いや、出来ない(・・・・)。
移動での飛行や走ることはできるのだが、
運動や競うとなると、ガクンと運動神経が落ちる。
訓練で治すこともできず、飛び方を忘れたように落下していく。
原因は分からない。
仮説として、ストレスやトラウマではないかと言われている。
…

ボーっと宙を眺めていると、肩を揺すられた。
『"ーーーーーーー⁉』
振り向くとそこにはシャオロンがいた。
sha「あっゴメン…。」

ダイリは息を整えながら言った。
『どった？』
sha「ダイリは誰と組んだん？」
焦っているように言った。

『わしはでえへんよ。』

シャオロンは大袈裟にビックリした。

sha「えぇ⁉…なんで？」
『まあまあ色々と…。』
sha「適当に返しよったな。まあええけど…。」
『おシャオは誰となん？』
sha「ああっ…ほんま、それがやな‼」

先生の声が聞こえた。
「それでは早速試験会場に移動する。」

sha「ああ、もういかなや。話しながらいこか？」
『オキドキ。』

廊下を歩きながら話した。

sha「それがなゾムってゆう…。」
『ヤバいやつね。』
sha「ああ"あ"…終わったきしかせんわ…。」
『まあまあ精々頑張りたまえ。』
sha「なんかうぜえな…。」
『あ"？』
sha「ダイリパイセン！サーセン‼」
『よかろう。』

ドン！

後ろから誰かにぶつかられた。

『くぁwせdrftgyふじこlp。』
sha「ダイリーーー⁉」
⁇「えっあっごめん。」

ふらつきながら返した。

『ん？あ、大丈夫。君がゾムかね。』
zm「そう！よろしくダゼ‼」
『ダゼダゼ。』
zm「で、お前の名前は？」
『ダイリでやっせ。適当に呼んでくださいまし。』
zm「ねえ、ダイリは遊んでくれる？」

キラキラした目で言われた。

思わずシャオロンの方に目をやったが首を振られた。

(そんな振り回されたんか…。)