検索窓
今日:11 hit、昨日:37 hit、合計:3,014 hit

39. ページ8

バッ

ダイリが紙を投げた。

ドカァン‼

このクラスにいる生徒が全員が吹き飛ぶほどの爆発が起きた。
(間に合った⁈)

バッとダイリは守っていた頭を上げた。

クラスメイトたちの周りに紙がドーム状に覆っている。(前にいた奴ら以外)
その紙が一気に崩れた。

「わっ何これ?」
「イッタ…擦りむいたんだけど」
「あっまだあの爆弾男インぞ‼しんだふりしとけ!」

クラスメイトが色々言っている。
それでも直撃を防ぐことができた。
(紙使い過ぎた気がしてならん…)

⁇「……はい!」
「ドーーーーモみなさん‼」
ダイリはその声を聞いて思い出したかのように這い寄る脅威のところを向いた。


zm「ゾムでーーーす‼オレのクラスここで合ってるぅ⁉」

(…おもろい人ダァ‼)
緑色のつなぎの上に紺色の短いローブを着ている悪魔だ。
ローブにはフードが付いており、
そのフードには、マインをクラフトしそうな敵キャラである
うんたらリーパとかそんな名前のヤツの顔があった。
しかもフードを深くかぶっている為、認識阻害がかっかているように目元が一切見えない。

ゾムは楽しそうに言った。

zm「扉の立てつけ悪かったから、吹き飛ばしといたで!」
「これで通りやすくなったやろ!」

(Oh…yes)

zm「これからよろしくな!」
「さっそくオレトいっしょにあそぼ………」
しかしゾムに期待とは裏腹に、さっきの爆発の衝撃で動けるものはほとんどいなかった。
ダイリははじっこで消し飛んだ紙の枚数を数えている。

zm「……」

ぽろっ
ゾムはしくしくと泣き出した。
zm「なんで…なんで誰も目ェ合わせてくれへんのや…」
「オレのこと嫌いなんかーーー⁉」

(…え?まって?ガチ泣き?おじさんにもう少し顔見せて貰えるかな?あっもう少しほっぺと鼻赤くしよか?おし!そのまま体操座りしてよか?)

zm「結局ここでも同じか…誰も遊んでくれへん」
「オレはまた一人ぼっちーー…‼」

すくっーー…
ダイリは思わず立った。

『はっ?』
無性にイラついた。
自分に似ていた(・・・・)からかもしれない。
さっきまであんなこと考えていたのが嘘みたいだった。
(いーや、忘れよ。すぐ感情が入れ替わる…悪い癖)

sha「⁉ ギャッ⁉」

シャオロンの声が聞こえた。
手には爆弾を持っている。

(…んで?)

zm「爆弾ゲーーーム‼爆発したとき持っとった方が負けな‼」

(あっふーん)



文字数→

40.→←38.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
22人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

代理(プロフ) - お休み中 (10月23日 23時) (レス) id: 5324b4e300 (このIDを非表示/違反報告)
代理(プロフ) - 雑かも39.ちゃん…書き直すかも知んないです。 (10月18日 0時) (レス) @page8 id: 5324b4e300 (このIDを非表示/違反報告)
代理(プロフ) - 新しい小説『逆ラッキーすけべ』を書き始めました。気が向けば是非 (9月20日 18時) (レス) id: 5324b4e300 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:代理 | 作成日時:2023年9月13日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。