【魔主役】変人チートお嬢様には敵わない No.2 (ページ5)

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sha「そろそろ通学ラッシュの時間やな…」
マタロー「…あっ‼来ました‼ あの子ですっ‼」

マタローはそう言うと、一人の女子生徒の方に指をさした。
sha「あれか！よっしゃ‼」

(ツインテールの子よな…あれっ………)
ダイリが小さく首を傾げた。

一方シャオロンはそんなことは気づかず興奮しきったように言った。
sha「さあ…！校舎を見ろ…！見たら絶対どんな女も…」

イチコロにー…

そこには
他の男子生徒と手を繋ぎながら、楽しそうに歩くマリサちゃんの姿があった…。

マタロー「………」
sha「あー…彼氏おったんやな…」

キュッ

(…？)
(あれっ？今変な…)
ーーー

ジャブ
モップをバケツに入れた音が聞こえた。

sha「はぁ～…絶対いけると思ったんやけどなぁ…」
ダイリはシャオロンの背後から近づき、モップを投げた。

『相手がいるならシャーないっしょっっっっっっっと』
バンッ
sha「っぶな⁉…って何でダイリがきとんねん⁉俺一人でいいって((『るせー』

文句をいうシャオロンを無視した。
『あっでもシャオロンがクソ怒られてたのはおもろかったよ？』
モップを動かしながら言った。

sha「はぁ…もう！面白ないわ‼ 結局また俺の評価はだだ下がり…」

ジャブ
sha「！」
tn「手伝いに来たで～」
トントンが嫌がる大先生を片手に来た。

sha「あとからあとから…俺一人でやるって言ったやろ？」

shp「…シャオロンさんが言うほど悪いことばかりじゃないですよ」
『と…いいますと？』

shp「相談者はすごく感謝してたじゃないですか、我々師団に」

sha「‼」

shp「いやぁ、うちの師団が素直な感謝の言葉をもらえるなんていつぶりか…」
「やっぱりシャオロンさん、うちの師団向いてますね」

sha「なっ…な！おっおだてたってそうはいかへんぞ‼」

シャオロンがそう言うと下に降りた。
sha「水くんでくるっ」

『逃げられましたね』
shp「……」
ショッピは返事もせずにダイリのことをジッと見つめた。

『えっこわ…どったん？』

トントンが申し訳なさそうに口を開いた。
tn「あのっ…失礼かもしれへんけど…」

shp「ダイリさん飛ぶ姿勢悪過ぎじゃ…」
『ダマレ』
tn/shp「あっ……はい」

sha「…おうお前ら‼」

シャオロンが勢いよく突っ込んできた。

sha「なにチンタラチンタラやっとんねんっ」
「もっと気合い入れてけや‼」

(アメリにでも会ったんかな？)
ダイリはかすかに微笑んだ。